sig de sig

万年青二才の趣味三昧、走る、作る、観る、聴く、憩う。

ドライブレコーダーテスト

モバイルETC(エトセトラ)による公権力突破実験は未遂に終わった。ウィンカーだのカウルだのとちょっとしたマイナートラブルが続いたからだが、ひょっとするとあれは当局のエージェントによる陰謀かもしれない、と考えを巡らせているブログ主である…アホカイナ。 …

マイナートラブルに阻まれて

さて改造手術によりモバイルバッテリー化したドライブレコーダー、エトセトラ(ETC)を手にいれたカゲキ派残党sigである。 モバイルバッテリーの隣が発熱大魔王であるレギュレーターなのでシート下に熱抜き穴まであけて準備万端だ。 「こんちくしょう、権力の…

Stand alone Drive Recorder,etc

さっそくSADR(勝手に名付けた)Stand Alone Drive Recorder=自立型ドライブレコーダーを配線工作してみた。 配線といってもモバイルバッテリーにUSBを挿すだけである。しかしこれではレコーダーが常時回りっぱなしになる。休憩時や食事の間は無駄だから止め…

1mmアンペアの負担も掛けない

モンスターから取っ払った電装品は以下の通り、 PPS デジタル電圧メーター トリクル充電器端子 スマホ用ワイヤレス充電器 ドライブレコーダー ETC PPS "フィルター効果が余分なノイズをカット。蓄電機能で迷走電流を一時的に蓄電し、電気が不足する時に不足…

電装品の断捨離

「あんまり構ってくれないもんだから、ちょっとスネてみただけヨ」モンスターとしては そう言いたかったところだろうか。 「これからはマメに相手してやっからよぉ」 などとお散歩ツー以下のチョコマカ乗りでご機嫌をとるのにかまけているブログ主である。 …

モンスターの余命

それにしてもメカニック氏には感謝する。よくぞ見つけてくださった。さすがである。 チラ見しただけで「アこりゃたぶんコンピューターだね。修理?無理無理、バイク買い換えた方が早いよ」なんてそこいらのバイク屋で普通に交わされている会話だろう。 「コ…

モンスターの帰還

モンスター始動不良の原因究明。 メカニック氏が少なくともこれくらいはかかる、といった期間がそろそろ終わる。なれどお沙汰はない。急かすつもりは全くないのだが、長く掛かるのはあまり良い兆候とはいえない。少なくとも「○○替えたら一発で治ったー!」っ…

オートバイが好き、モンスターが好き

「ハードボイルドが好きなんじゃない、フィリップ・マーロウが好きなんだ」 という言葉がある。 その伝でいけばこういう問い掛けも出てくるだろう。 「オートバイが好きなのか?それともモンスターが好きなのか?」 ふと、自分を振り返る。 自分のモンスター…

モンスターがいない

モンスターがいなくなった。 ガレージには小さなスクーター、ヤマハ・ビーノがポツンと残されている。その様子が、空っぽになったトラの檻の前で不思議そうに首をひねっているリスザルみたいに見えて可笑しい。 笑ってばかりもいられない。 その間に決めてお…

モンスター、入院

モンスター始動セズ、 の報を受けたショップのメカはすぐに駆けつけてくれた。 セルを回す、が掛からない、そぶりもない。を実演し再度、症状や近況などを伝える。 メカニック氏は冷静に、 「調べないとなんともですが、やはり電気系。回路かリレーか、、」 …

モンスター、起動セズ

それは春が春めいてきたある春の日のこと、ぬくぬくとした陽射しに誘い出されたブログ主は、ようやく冬眠から覚めたヤマネズミの様な顔をして、薄暗いガレージでとぐろを巻いていたドカティ・モンスターM800の黒い車体を外へと引き出した。 キーホールにキー…

ニューポールNiD622-3「工房イスパノ・スイザ」エレール1/72 製作記

netで拾ってきた側面図などを参考に… リベットを打つべし。 リベットはテンプレートを使う。 定規を使っていてもヘロヘロに曲がるのはナゼだ? う〜ん。凹リベットで実際とは逆なのは仕方ないが… 一個一個のリベットを球状のリューターで掘り込んでみる。フ…

ニューポールNiD622-2「最後のニューポール」エレール1/72 製作記

さてニューポール・ドラジェNiD-622、である。 本機について工房主に知識はない、皆目ない。ニューポールといえば第一次大戦のニューポール17など一葉半のコンパクトな機体に機関銃一丁の軽快な戦闘機、というイメージがあるきりだ。 そういえば大昔にレベル…

ニューポール・ドラジェNiD622-1「翼よあれが巴里の街だ」 エレール1/72 製作記

デボワチーヌD510の次のお題を何にしようかと随分悩んでいた工房主。自分の中では各国の大戦間の航空技術的にエポックメイキングな機体を並べてみたいという思いが以前からある。羽布張り複葉機から全金属低翼単葉にいたるまでの道程を歴史的に辿れば面白か…

昭和10年の模擬空戦

"デボワチーヌD510"は日本に二機輸入され、昭和10年、海軍の"九六式艦上戦闘機"の原型機である"九試単戦"と模擬空戦を行なっている。日本人にとっても比較的親しみのある機体といえよう。"九試単戦"はヨーロッパの最新鋭の戦闘機であるD510相手に模擬空戦で…

模型BGM  私的ベスト10

ベスト10といってもそれぞれに順位があるわけではない。”私的10選”と呼ぶ方が正しいかもしれない。なのでシーン別、作業別にあげていこうと思う。前回の理由(主張しすぎる)から大御所、大家は出来るだけ避けたつもりだ。 ・ポール・デスモンド Paul Desmond …

模型BGMの考察

少し前のことだが、同好の士と模型を作るときに音楽は何をかけるかという話になり、つい膝を乗り出した。こういう話題は罪がなくていい。 そもそも模型製作は根気のいる作業だ。リラックスできて集中度がアップするBGMが欲しい。 「そこでやはりバッハですよ…

完成品画像 "デボワチーヌD510" エレール1/72

デボワチーヌD510の原型D500は1930年、エミール・デボワチーヌがフランス空軍の単座戦闘機競争試作"C1プログラム"コンペに応募するため設計した機体です。 全金属製の片持式低翼単葉を採用、さらに沈頭鋲を採りいれ当時の戦闘機としては最先端のコンセプトを…

「モラトリアムの彼岸から」デボワチーヌD510 エピローグ

今回、デボワチーヌD510を作っている間中いつも脳裏に浮かんでいたのは、このキットを買って作り始めた二十歳前後の学生時代の"とある風景"だった。 それはいつも決まって学校の円い図書館の前の中庭で、授業が終わるとピロティのスロープを降りて掲示板を見…

D510-19「「フランス!軍隊!デボワチーヌ!」エレール1/72製作記

この"デボワチーヌ製作記"もあっちへ行ったりこっちへ行ったりでいつの間にか19回を数えている。ほとんど半完成から始めたはずなのに「一体いつになったら終わるのだ!」とお怒りの諸兄、どうかご安心召されたい。お題の通り今回でご臨終、じゃなかった大団…

D510-18「時こそ今は、デボワチーヌ」エレール1/72製作記

花は香炉に打ち薫じ、最後の仕上げの小物類。 まずは主脚。 脚の取付けはそう簡単にはいかんだろうと覚悟していた。ステーの端部が主輪の軸を兼ねてたり、脚柱のダボとホゾが頼りなかったり、とかなり適当というか楽観的というか、甘甘なパーツ構成なのだ。…

D510-17「モーターカノンはデボワチーヌ」エレール1/72製作記

準備しておいた小物を取り付ければ完成、なのだがプロペラのパーツを眺めていて少し気が変わる。 D510のプロペラスピナ先端の突起は20mmモーターカノンである。どこかのアジアの田舎ヒコーキみたいにエンジン始動フックではないのだよ。 モーターカノンとは…

D510-16「デボワチーヌの方向舵」エレール1/72製作記

最後にノープラン・ノーアイデア・ノータリンだった方向舵のナンバーなどに取り掛かる。 フランス機はなぜかここに機種名が書かれている。これはイタリア機なども同様で、我々後世の人間が写真で機種形式を判別するのに大変都合がいい。「機首に小さな突起が…

D510-15「デボワチーヌの白狐」エレール1/72製作記

望外な安価で雇えた用心棒「烏口の介」の凄腕で蛇の目が綺麗に描けて恵比寿顔の工房主である。続いて部隊マークのストライプなどを描いていこう。 [無臭筆塗り備忘録]:マーキング カラスグチ まずは方向舵の三色旗カラー。 こちら、義母伝承のカラスグチ。…

D510-14「蛇の目でお迎えデボワチーヌ」エレール1/72製作記

ぴちぴちチャプチャプランランラン、とばかりにデボワチーヌD510製作記のクライマックス、蛇の目ことラウンデルの国籍マークに挑む。 今回は転写、ケガキ工程は省略。垂直尾翼の機番でケガキ線とカラスグチコンパスの直径を合わせるのに難儀した経験を踏まえ…

D510-13「赤丸1番のデボワチーヌ」エレール1/72製作記

[無臭筆塗り備忘録]:マーキング カラスグチ ラウンデルの前に手慣らしに胴体ストライプと尾翼の1番を描いてみる。 直線ならば、と義母伝承の方のカラスグチを使ってみた。 胴体の曲線に沿わせて定規を当てるのはいささか難しい(定規の固定にマスキングテー…

D510-12「デボワチーヌと英国式カラスグチ」エレール1/72製作記

[無臭筆塗り備忘録]:カラスグチコンパス 製図の世界では精密な円を描く為に「スプリングコンパス」というものが存在するという。通常のコンパスと違い、スプリングで支点にテンションが掛かっており容易にブレない仕組みだ。両脚の間のネジで半径の微調整が…

D510-11「デボワチーヌに描く丸」エレール1/72製作記

[無臭筆塗り備忘録]:国籍マーク デボワチーヌはフランス機だから蛇の目、いわゆるラウンデル、すなわち三色三重の同心円を国籍マークとしている。このラウンデルをデカールに頼らないで塗装でトライしたこともあるが、マスキングする時にどうしても中心がズ…

D510-10「デボワチーヌのコールサイン(本番)」エレール1/72製作記

[無臭筆塗り備忘録]:マーキング 機番 カラスグチの用法 続いてデボワチーヌで本番。テンプレートを当ててケガいていく。 ケガキが終わったらいよいよカラスグチ。 キットを固定する輪ゴムは定規の押さえにも使えて一粒で二度美味しい。これは塗料がハジかれ…

D510-9「デボワチーヌのコールサイン(練習)」エレール1/72製作記

[無臭筆塗り備忘録]:カラスグチの用法 主翼下面のコールサインだが…(いやコールサインかどうか分からない。勝手にそう呼んでるだけ)単純な直線なので試しにカラスグチで描いてみよう。 これは義母から譲り受けた革細工用品の中に何故か入っていたカラスグ…