sig de sig

万年青二才の趣味三昧、走る、作る、観る、聴く、憩う。

2013-01-01から1年間の記事一覧

革を買う

とてもとても手触りのいい革を見つけてしまったのである。 チョット造り物をしようと思って手芸屋さんでビニールレザーを買った。 最近のビニールレザーは色も艶も手触りも殆ど革と見分けが付かない。 帰りにヒョイト革細工売り場に寄って、 よせばいいのに…

2013信州ツーリング 「エピローグ」

次の日も御嶽は頭を雲間に隠していた。オーナーと奥さんに「じゃあまた」と言って、開田を離れる。iPhoneでも結構いい絵は撮れると、しとしと雨が降り出す。ま、そんなことだろうと思ってたよ。今回は。これでも単車乗りだからいまさら多少の雨では動じない…

2013信州ツーリング その5 「山のふもとを右往左往」

さて、まだ陽は高い。下調べして来た御嶽湖から登山口を目指す道を走ってみる。開田の伸びやかな高原風景とは少し違った趣きの道が続く。こちらは木曽谷と同じ雰囲気の狭い山間路だ。道端には墓地みたいなのがいくつかある。下手の横好きながらもこれで二十…

2013信州ツーリング その4 「美神に詣でる」

一夜明けた。ダメ男にもダメツーリングにも朝は来る。窓の外、天候はまずまず。単車乗りにとって好天はなによりの幸運。と朝食バイキングの隣席の納豆のニオイを振り切る様に車山を抜ける。ビーナスラインを天高くとばかりに駆け上がる。いつもの展望台でこ…

2013信州ツーリング その3 「夜霧よ」

暮れなずむ蓼科の山道に街灯などありはしない。対向車も前走車も滅多といないから前後左右は真の闇。バイクのライトだけが頼りである。おまけに濃い霧が出てきた。「♪夜霧よ今夜も、ありがとおおう〜♪」なんて唄ってる場合ではない。「夜霧の峠道」なんざ単…

2013信州ツーリング その2 「露天風呂」

「露天風呂」これも下調べしておいた。小さく古く信玄の隠し湯っぽいところだ。どうだ秘湯旅しているだろう。雰囲気のある写真もたくさん撮るつもりだぞ。たくさん「いいね」をつけて欲しいもんだ。蓼科の山あいをのぼり下る、モンスターと私。さて「露天風…

2013信州ツーリング その1  「お洒落グルメ&温泉ツーリング」

これでもう五回目となった。信州ツーリング。いつもの単車乗りの一人旅。行く先は毎年同じでビーナスラインと御嶽の麓のロッジ。毎年毎年なぜ馬鹿みたいに同じところへ行くのだ、と言われるが、ゆかりの地への「巡礼」または「心の里帰り」だ。一般的な旅行…

人生最後の食事

人生最後の食事に何を望むか?と問われた。一流店のフランス料理?カニ鍋?ステーキ?容易に想像出来ないのでピンと来ない。そんな状況では何食っても味がしないような気もする。案外何でもない握り飯が食いたいかもしれない。自分は単車に乗る。いつ事故で…

イシコ

実家に帰った折に母親から高校の同窓の「T」くんを知っているかと尋ねられた。 たまたまその「T」の母親とおなじ趣味の集まりで会ったらしい。 「T?」あんなヤツ・・・自分は眉間に皺を寄せた。

洋食屋さん

駅から少し離れたところにひっそりとある洋食屋さん。 ハンバーグ。 と注文が通ってから初老のご主人はその都度フライパンを丁寧に拭いて、 底まで透き通った油入れから綺麗なレードルでたんと油をすくって鍋に入れる。 両の掌の間でポンポンと器用に受け渡…

ツーリングカメラ 二代目 Nikon V1

前述の通り、愛用してきたRICOHカメラGX200が不調をきたしたので しばらくはツーリングカメラはGRDや仕事用のカメラで我慢していた。 sigdesig.hatenablog.com 視力の方はどんどん衰えていて、やっぱりEVF(電子ファインダー)付きが欲しい。Nikon V1のEVFがと…

ツーリングカメラ 初代 RICOH GX200

RICOH のコンパクトデジタルカメラGX200 これは自分のツーリングカメラの中では最高の伴侶だった。 今のところ。。。 シンプルでコンパクト、GRDと相通ずるストイックなフォルム。 手のひらにしっくりくるグリップと自動開閉レンズキャップのおかげで、 片手…

路地裏

「sigさん、路地裏が似合いますネェ〜」 たしかにそう、まさにそんな路地裏に知人を連れて行って、 お気に入りのバーの扉を開こうとした時、肩越しにそんな 言葉を投げかけられた。 なぜか無性に嬉しかった。。。

五十になったら革ジャンパー その3 「Train in the rain 」

それでもやはり着てみると革ジャンは革ジャン。 最初はやっぱり硬くてゴワつくのである。 革ジャンは買ってからがスタートなのだ。。。

五十になったら革ジャンパー その2「間尺に合わぬ」

「五十になったらトライアンフやな、ええ思わへんけ?」 なんてことを言う奴がいた。 自分にはそんな風な考えはなかったので、代わりに 「俺は”五十になったら革ジャンパー”。。あたりで」 などと答えたのを覚えている。

五十になったら革ジャンパー その1 「バイクには革ジャン」

バーのカウンターにしがみついて独りウイスキーを舐めていると、 傍らからお声が掛かった。 「良いですね、その革ジャン」 「あ、こりゃどうも」 「高いんでしょう、革ジャンて」 「や、そんな上等じゃないです。単車、乗るもんで。。。」 「やっぱり、バイ…

ちょっと不便、がいい

スマホやタブレットの存在は我々の生活を便利なものに変えた。 ニュース、ショッピング、Wikipedia、マップ、使わない日はない。 いつでもどこでも 何でもかんでも 至れりつくせり。 いい場所やいいモノは全て調べがつく。 それらに巡り会う「偶然」のありが…

ミッドライフ・クライシス

今日見た海外ドラマのセリフにあった。 "ミッドライフ・クライシス" "midlife crisis" 字幕とおり「中高年の危機」と訳してしまえば何てことはないが、先日友人からも聞いたフレーズだったので気になりちょっと調べてみた。 特段の説明もなくドラマのセリフ…

蛮勇ふるってバイクに跨がる

前週は雨で流れたのでとにもかくにも墓参には行くつもりであった。例によって気が乗らない。身体がドンヨリ重いし、まだフラつく気がする。たぶん寒いだろうし、ほぼひと月掛けてないエンジンも気になる。などとウジウジしている所にメールが鳴った。友人だ…