sig de sig

万年青二才の趣味三昧、走る、作る、観る、聴く、憩う。

桜はまだかいな

息が詰まる様なニュースばかりの中に小さく[桜開花]の報を見つけた。まだ早いのだろうとは思いながらも気塞ぎのウサを晴らす為、"梅は〜咲い〜たか〜”とばかりに冬眠中のモンスターにキーを差し込んだ。

 

"これこれ杉の子起きなさい〜"

キュキュキュキュ、ストドン、ドンドンドカドカ・・・

んー、もう春ー?

 

例年、シーズンインはプロテクターにフルフェイスでおずおずと慣熟走行をするのだが、欲しかったのは開放感。いつも通りのジェットヘルと革ジャンでいきなり北に向かう。

 

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ドッタカドカッタと走り出せばこれほど闊達な乗り物はない、と頬が緩むのもいつも通り。腰や背中に不安は残る。1時間おきに小休憩をはさむとする。

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いつもの峠でいつもの様に記念撮影。
ここにあった桜の木は誰かが切ってしまいやがった。不法投棄の輩を追い払うためのバリケードもある。どちらもまったく無粋なことだ。

 

"のんびり行こうよ 俺たちは〜 焦ってみたとて 同じことぉ〜"、、、と鼻歌まじりで峠を流す。

ハンドルをこじったりしてちょっと横着な走り方だが、足腰の筋力が衰えているのでいた仕方ない。綺麗な走りとは言えないがモンスター相手にズボラかますなんて自分も一丁前なことができるようになったものだ。

 

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いつもの桜は

「まだだよう」
と申しておりました。

 

 

「完成品画像MC202/205」サエッタ&フォルゴーレ23

 Macchi C202 "Folgore"

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マッキMC202フォルゴーレ(電光)は1940年8月に初飛行したイタリア空軍の戦闘機。

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MC200サエッタの空冷星型エンジンをドイツの液冷V型DB601に換装した。端的に言うとメッサーシュミットBf109Eの心臓を移植した機体である。

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これにより840馬力から1175馬力と4割近いパワーアップが図られた。

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胴体の空力的洗練も加え、最大速度600km/h 上昇力5500m/6分0秒と高性能を発揮。

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MC200譲りの高い運動性も合わせ持つ、イタリア空軍機の水準を世界レベルまで引き上げた機と言える。

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DB601エンジンはアルファロメオ社でライセンス生産が行われRA1000RC41"Monsone"(モンスーン)と名付けられた。

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部隊配備は1941年夏。イタリア空軍が600km/h級の戦闘機を実戦に投入したのは、真珠湾攻撃よりも3ヶ月早い時期だった、という事実はもう少し世間に知られていてもいい。

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機体の性能的にも当時のライバルであるハリケーンやP-40などには優った。

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ただし武装は依然として発射速度の遅いブレダの12.7mm2門にとどまる。のちに7.7mm2門が追加されたものの、連合軍機に比べるといささか見劣りするものであった。f:id:sigdesig:20200324105643j:plain

スピットファイアMkIXやP-38,P-47などが登場するとさしものMC202も苦しい戦いを強いられるようになる。

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そしてイタリア本土がB-17やB-24の爆撃にさらされるに至り、本機の弱武装が明らかな短所となってくる。

 

 Macchi C205 "Veltro"

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それに対するマッキ社の回答がMC205Vヴェルトロ(グレイハウンド) 初飛行は1942年4月。

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エンジンをDB605A相当の出力1,475馬力のRA1050RC58"Tifone"(タイフーン)へと換装し、最高速は640km/hに達した。 機首の12.7mmx2門に加えMG151 20mmx2門を主翼に装備 。運動性能、速度、武装と三拍子揃ったマッキシリーズの集大成となる。機体の改修は最低限に抑えられ早期の戦力化が期待されていた。

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しかしフィアット社によるDB605のライセンス生産が遅々として進まず、ようやく本機が実戦配備されたのは1943年2月。そのわずか数ヶ月後にイタリアは敗戦を迎えることになる。イタリア空軍はドイツの傀儡政権である北部のRSI(イタリア社会共和国)とローマ以南のイタリア王国自由空軍に分裂した。作品のマーキングは後者。

 

 

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「完成品画像MC200」サエッタ&フォルゴーレ22

Macchi C200 "Saetta" 

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第二次世界大戦前夜、Bf109、スピットファイアなど全金属製の低翼単葉引込み脚の新鋭戦闘機に刺激され、イタリア空軍が計画した戦闘機競争試作計画「R」で最優秀となったのが本機、MC200サエッタ(稲妻)である。

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初飛行はF4Fワイルドキャットやバッファローなどと同じ1937年、クリスマスの日であった。

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信頼性の高い空冷星型エンジン搭載が空軍の指示であったが、シュナイダーカップレースで勇名を馳せた設計者のマリオ・カストルディは空気抵抗の少ない液冷エンジンを望んだ、と言われている。

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それでも徹底した空力抵抗と重量の軽減でわずか840馬力ながら最大速度500km/hを超え、同じエンジンを搭載したFiatのG50フレッチアに対し30km/h以上優速であり、マリオ・カストルディは面目を施した。

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G.50同様、良好な視界を得るため操縦席部分が盛り上がったデザインが特徴的。初期型は全周視界に優れた水滴風防という先進性を持っていたが、イタリアのパイロット達に嫌われ、結局開放座席に改修するという技術的後退を余儀なくされた。

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運動性も良好でイタリアの大戦前半の主力機となるはずだったが、低翼単葉機に特有の翼端失速の悪癖があり、事故が頻発。一時は全機飛行停止処分となってしまう。

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その後、なんとか失速問題を解決するも元々凝った設計が災いし生産数は一向に上がらず、部隊配備は遅々として進まなかった。一足先に量産に入っていたフィアットのG50や守旧的な複葉のCR42などに主力戦闘機の座を奪われた形となる。

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実戦投入されるやその本領を発揮し、初戦ではI-16、グラディエーターなどに対して性能的優位を保った。

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しかしマルタやアフリカの上空にハリケーンやP-40が現れるようになるとサエッタの500km/hの最高速度、12.7mm2門の武装では劣勢を否めなかった。

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無線で連携を取り高度と速度を利した一撃離脱戦法の連合軍にサエッタは守勢に回ることになる。

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戦場で求められたのは広い視界や軽快な運動性ではなく、重武装と厚い装甲を持った大馬力の機体だった。

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第二次大戦における空中戦は次第に変容しつつあった。それまでのパイロット個人の操縦技術を活かした単機同士の格闘戦は、やがて時代遅れとなってゆくのである。
 

 

 

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「晴れの舞台と祭りの後」サエッタ&フォルゴーレ21

展示会に出展の様子。昨年の11月だから3ヶ月ほど前のことになる。

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マッキMC202フォルゴーレ

 

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マッキMC200サエッタ with  イタリアン・パイロット

 

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マッキMC205ベルトロ

MC202フォルゴーレにDB605エンジンとMG151 20mm機関砲2門を搭載したもの。最高速640km/h。イタリア敗戦後、連合軍についた王国側のマーキング。これは旧作で20年近く前の作品。軽くサンディングしトップコートを吹くなど、手を入れ直した。

 

ここからは会員各位の作品紹介。

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珍しくイタリア機が揃ったのはお題が「地中海」だったため。揃ったと言ってもたった7機だが。。。

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S氏のマッキMC202。

精密精緻、美麗モデリングここにきわまれりの逸品。
さすがドイツ機マニアだけあってエアブラシフリーハンドでの斑点迷彩と塗膜の平滑さが超絶で実に素晴らしい。国籍マークのデカールは十手の1本1本を切り抜いてから貼り付けたそうで、舌と尻尾を同時に巻くほかない。

自分の作品はマーキングが重複してしまって普通なら恥ずかしいものだが、ここまで絶対的な技術レベルが隔絶しているとむしろ爽快でさえある。羽生結弦の満点演技を見る6位入賞のスケーターの気分か。

 

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同じくS氏のMC205 

この機体のマーキングでもわかる通り、イタリア敗戦後、ドイツ空軍もMC205を使用した。ドイツ側の評価では「高速な運動性と良好な飛行特性である」一方「急激な旋回で失速しやすい」「無線機の信頼性が劣悪」とのMC200から引き継ぐ短所も指摘されている。 

 

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K氏のサボイアマルケッティSM79 エアフィックス1/72。

あの太古の難物キットをよくまあここまで形にされたものだと感服。自分も所有していたが、組み立てることすらままならずそのままお釈迦にしてしまった。リベンジしようなどとはミジンコの繊毛ほども思わない。

 

展示会が終わった、だからといって自分の模型作りが終わったわけではない。デカールを修正してやろう。

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カッターで切り込みを入れて、、、

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ピンセットで慎重に剥がしていく。

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よおし、シルバリング解消!

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胴体の部隊ナンバーも切り抜いた。

 

サエッタも同様に。

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下面は塗装が剥がれてしまった。残念。鬼の形相で面相筆でタッチアップ。目立たぬ下面だから良かったものの上面だったらマンマミーア大連呼だったろう。やはりこういうリスクもあるわけだから展示会前にスルーしておいた判断はあながち杞憂でもあるまい。

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ピトー管の先がどこかへ飛んでったが気にしない。この際、邪魔なので取っ払う。

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それにしてもひどいシルバリングである。

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日焼けした肌の皮をめくるような小学3年生の夏休み明け的快感。

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こうじゃなきゃあ!ですね。モヤモヤしていた気分がスッキリ晴れた。

 

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胴体の部隊ナンバーもニス部分をカット。

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この差は大きいぞう。

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軽くトップコートを吹いておく。ウム、決まった。これでホントのホントに完成である。

 

次回は完全なる完成品画像をお届けするつもり。 

 

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「イタリアン・パイロット フィギュア」サエッタ&フォルゴーレ20

時間がない時間がないといいながらこんなモノにまで手を出してたなんて!と言われそうだが、実はこれ、所要時間は一晩です。まあ、色を塗るだけだから。。。むろんサエッタとフォルゴーレが完成してからですよ、浮気だなんてトンデモナイ!ほんの一夜のあやまち、、、いやいやいやいや。。。

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20年くらい前に購入したJaguarというメーカーのレジン製フィギュア。ずっと机の上に放置していたところ、家人が箱についていた値札(確か3,000円くらい)を目ざとく見つけてしまい、その後、趣味における価値観を巡ってsig家は一時紛糾した、、、といういわくつき。

「タマゴ1パック100円!?安っ!」と毎日買い物に走って家計を支えていただいているお方からみれば「常軌を逸している」というご意見はもっともだ。ま、なんによらず「男の趣味」は家計の敵である。

1/48のイタリア機を作ったら並べるつもりだったが、そんな機会がこれまでなかなかなくて、今回ようやく日の目を見たという次第。いや、ほとぼりが冷めるまで隠しておいた、訳ではアリマセンよ。

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分厚い飛行服からして砂漠迷彩の機体には合わない。サエッタのマーキングをロシア戦線のものにしたのはこのパイロット達を横に置きたかった、という理由もある。イタリア兵の軍装に詳しいわけではないので時代考証まではよくわからないが、箱絵ではG50フレッチアがバックに写っているので、まあ大丈夫じゃろ、と。

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せめて一体1,500円くらいの価値に見て貰える様、命を吹き込んでやるのが道楽亭主の努めだろう、、、 と奮励努力の形跡がパレットに残っている。

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塗料はいつものアクリルガッシュのみ。ベルトのカーキグリーンがいい雰囲気に調色できて嬉しい。金具やジッパーなどもシルバーではなく明るいグレーを使った。f:id:sigdesig:20191113175702j:plain

さすがにモールドは細かく、人体デッサンも素晴らしい。丁寧に塗ってやるだけで存在感あふれるイタリアン・パイロットが出現する。

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ゴーグルをスカイブルーに塗ったのは青空が反射している、という表現をしてみたかったのだが。。。これはツッコまれるだろうなあ、、、

かたや長身の陽気なイタリアン、かたや眼光鋭くいかにも戦闘機乗り、という感じ。

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士官学校出たばっかりの甘ちゃん、ポルツァーノ少尉。

「やあジャンカルロ、こんど指揮所の裏にピザ窯作らないかー」

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たたき上げのベテラン、ジュリアーニ先任軍曹。

「いいですよ少尉、次の出撃で腹に大穴開けられなけりゃあの話ですがね」、、、

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実際の大きさ。顔は米粒大。まったく米粒コケシとはこの事だ。ここに目玉入れるなんて確かに常軌を逸脱してるわな、と自分でも思う。とりあえず展示会はこれでいいか。フィギュアモデラーからみればまだまだ序の口だろうけど、あくまでサエッタの添え物なので。

 

後日、ポルツァーノ少尉の顔が気に入らなかったので、、、
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無理して入れたドングリ目玉を消して、髪の毛の生え際をタッチアップ、唇や頬などに少し赤味を差してより柔和な感じに。

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ジュリアーニ軍曹のゴーグルもやはり少し手直し。フラットブラックで縁取りして紫外線硬化レジンを上塗り。

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「ハハハ、腹に大穴って、軍曹がロスケ相手にそんなヘマはせんだろう」

「...俺が言ってるのは少尉の腹のことですよ」 

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ということで出来上がり。チャオ!

 

 

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 「... こんな小せえもんに金と手間を掛けるんだから酔狂なこったぜ、まったく」

 

 

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「いきなりデカール」サエッタ&フォルゴーレ19

色調補正が終わったので本来ならここでトップコートを吹き、軽くサンディングしたいところだが、もう展示会まであと数日。「緊急指令10-4-10-10」が発令されている状態でそんな悠長なことはしてられない。表題通り、もういきなりデカールを貼ってしまう。

"Gigi tre osei" on フォルゴーレ

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フォルゴーレのマーキングは"Gigi tre osei "三羽のカモメにヤシの木。これは神戸西舞子の海沿いのカフェレストラン「イル・チェントーロ」の看板に使われている、とか言われたら信じてしまいそうなくらいオシャレなマークだ。

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おうおう、男前が上がったね。伊太利亜の「伊」は伊達の「伊」と書くんだぜ。

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ぐわ、シルバリングが発生した。うぬトップコートを省いた祟りか。

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デカールの透明部分が多いのでこうなる予感はあったが、、、

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目立たぬ下面で試しに透明部のみをカットしてみたが、こんな「十手」三本、上手く切り抜けるかどうか自信がまったくないチキンな自分である。

ファルコの時の大惨事がトラウマになっているのであまり土壇場でデカールをいじりたくない。しばし考え、ここは展示会優先、仕上がり二の次で妥協する。苦渋の決断、泣いて馬謖を斬る、、というほどでもない。ナニ展示会が終わってからゆっくり切り抜けばいいことさ。すなわち何もしないでこのまま放置。

”Caccia” on サエッタ

 

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マーキングは例のやたらとフォーマルな出で立ちのダンディ・ダンシング・カカシ。Cacciaは"ハンター"あるいはまさに"戦闘機"の意味。カカシのマーキングについては以前に詳しく述べたとおり。

sigdesig.hatenablog.com

その後、このカカシについてさらに調べたところ"Lo spauracchio, simbolo del 22º Gruppo" とあってやっぱりカカシだった。パイプの煙の赤い星は敵のソ連軍を表している、というから東部戦線に配備された時に付け加えられたのだろうか。ただし由来は不明。
余談だが、グーグルのイタリア語翻訳機能にこの"spauracchio"を放り込むとなぜか”ボギーマン”と訳す。いわゆる"ブギーマン"のことだろうか?ある種の魔除けのイメージかとは思っていたが、伝習的な子供を怖がらせる悪魔の使い=ナマハゲ的なものなのかもしれない。
。。。さらに余談。

このカカシ、アニメ映画の「ハウルの動く城」に登場しているらしい、、、(と第22飛行隊のイタリア語版wikipediaに記載があった)自分はこの作品は未見なのでよくわからないが、実はミリオタの宮崎駿監督だからイタリア機のマーキングからの流用は充分考えられる。会社名の「ジブリ」もこのイタリア機からきているというのは有名なお話。

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カプロニ Ca309 "Ghibli" 
Ghibriは「サハラの熱風」という意味らしい。。。マセラーティ・ギブリなんてのもありましたな。

それはともかく貼ってみる。

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いっぺんにオモチャっぽくなる。ダメじゃんイタレリ大王。

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もともとが遊園地のポップコーン売りの看板かと思うようなデザインである。その上にこんなに派手な色で印刷するなど、イタレリはトイザらスの3歳児コーナーにでも並べるつもりだろうか。単色のフィルタリキッドでどうこう出来るもんでもなさそうだし時間も迫っている。いささか安直だが最終手段としてこのカカシ野郎にタミヤアクリルのクリアスモークをシュバーっと吹付ける。

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馴染むことは馴染んだが、、、やはり薄汚くなった。出来ればやりたくないことだったのだが、、、スペシウム光線を放って怪獣を倒し、ゆっくり立ち上がる光の巨人ような憂いの表情をたたえつつ静かにエアブラシを収める自分であった。。。

またまた余談だが最近ウルトラマンのCGアニメ版をNETFLIXで視聴した。面白いのはオリジナルの効果音を使っているところで、”デュゥィィィィン”、、「ああダンがセブンに変身したんだ」だとか、掛け声の”シュエアッ”で「あ、こいつが真のウルトラマンなのか」とニヤリとさせてくれる。その他はまあ別段どうということはないのだが、やたらと美少女アイドルが意味なく絡んでくるのがウザくて途中で見るのをやめてしまった。

 

一緒に並べる都合上、フォルゴーレも同様にデカールの彩度を落とす

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若い女性に人気の「海沿いの小洒落たカフェレストラン」から夜のオネエ様方が立寄る路地裏の細長い「ショットバー」的な雰囲気となる。 まあ製作者であるところのブログ主の嗜好と行動範囲には則していると言えよう。

 

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「紅のサエッタ」サエッタ&フォルゴーレ18

静まれサエッタ、の段
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サエッタの吹き付け直後。フォルゴーレとは逆でちょっとグリーンが強く、斑点迷彩の茶系とケンカをしている。黄帯や白三角も同様で各色が勝手に暴れ回っている印象。いざ、これらを平定せむとて筆とりけり。

 

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「うむ、ここは赤だ!」とばかりに薄めた油彩ベネチアンレッドをかける。紅(くれない)に染まるサエッタ。

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右翼(向かって左)がベネチアンレッドを乗せた方。斑点のブルーノ(赤茶)がはっきりしてグリーンが落ち着いてきたのがわかる。白三角や黄帯には塗らない。

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ベネチアンレッドはこんなにも赤い。郵便ポストも風船玉もタバコ屋ののれんもみな赤い、、、何を言ってるんだ代助、落ち着かなくっちゃあいけない。。。

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補色で影をつけるのは絵画で言うところの印象派の手法だろう。ルノアールのパレットに黒の絵の具はなかったとか。。。とはいえパネルラインに赤が残っては“模型としては不自然"とのそしりはまぬがれえない。筋彫りにグリーンのフィルタリキッドを流すと赤+緑で程よいグレーになる。筆付きの蓋はクレオス流し込み接着剤のお古。。。当然よく洗って使う。

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帯にはブルーを乗せて目に刺さる黄の色味を殺す。こうして見るとけっこうショッキングな画像だ。よくこんな無謀なことができたもんだと自分の度胸に後から感嘆する。青色が毛細管現象で見境なく走り出す二歳児みたいにツーとスジボリを伝っていくので慌ててコレコレコレ!と綿棒で押さえて止めてやる。

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こんな具合。彩度のコントラストが整って随分としっとりした存在感。グレーや黒でウォッシングしたのと違って(自分の模型としては)華やかさを保っている、と自分ではご満悦だが、なんだか薄汚くなったなあ、というのが一般的なご意見かも。。。

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下面のグリージョ(灰)は青味を抑えるためにイエローのフィルタリキッド。希釈せずに瓶ストレート。何もしていない脚カバーと比べると効果は一目瞭然。同じグレー系なのに、なにゆえフォルゴーレの下面には青を足し、サエッタの下面は逆に青を抑えるか?というと、、、論理的な説明はうまくできない。グレーの色調差、というよりは上面のフィルタ色とのバランスというか、まあ雰囲気雰囲気。

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脚カバーにもイエローでフィルタリング。白三角はごく微量のブラウンで馴染ませる。

エアブラシでの塗装と違って筆一本で思い通りに仕上げていくこの作業はとても楽しい。何時間でもやっていたくなる。詰まったり掃除したりと機械のご機嫌ばかり伺うのは面倒だ。自分は産業革命以前に向いた人間なのかもしれない。そういえば昔、京都七条醒ヶ井に住む英国人教師に「sigさんは幕末ノ顔ヲシテマスネー」と言われた事がある。「幕末顔って何なんですかー」と笑って済ましたが、無礼千万!とばかりに切って捨てればよかったかもしれぬ。まあ生麦のような騒動になってもいけないので見逃してやろう。

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エンジンを搭載。やっぱりサエッタのデザインはクラシカルでいいのう。

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 カウリングを装着。。。ここにサエッタ降臨す。

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それにしても先端のオイルクーラーのモールドは素晴らしい。イタレリ大王万歳!せっかくメーカーがこんなに頑張ってくれたパーツに市販の「カッパー」をそのまま塗ったのでは申し訳ない。自分で思う「銅色」を気合いを入れて調色してみた。

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カウリングは胴体帯同様、ブルーで黄味を抑えつつ立体感を出すシェードにも使う。そうすると緑味が出てくるから今度はブラウンで相殺してやる。例の"ジェットセミダー"も吸気インテイクと配管っぽく見える様に色付けしてやる。

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..."ジェットセミダー"だったころの私

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プロペラ基部はタミヤラッカーの「フラットアルミ」これは金属感が実にアルミ的との噂を聞いて使ったところ、「げにまっことアルミそのもんじゃき!」と感激。

さらなる”アルミの鋳物”感を狙ってフィルタリキッドのブルーで墨入れ。アルミの鋳物はなぜブルーの影をつけるかという理由は、、、例によってうまく言えない。ただそう感じただけ。。。ところでプロペラボスってアルミの鋳物、、だよね?

 

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