さっそくSADR(勝手に名付けた)Stand Alone Drive Recorder=自立型ドライブレコーダーを配線工作してみた。
配線といってもモバイルバッテリーにUSBを挿すだけである。しかしこれではレコーダーが常時回りっぱなしになる。休憩時や食事の間は無駄だから止めておきたい。レコーダー本体に小さなスイッチはついているが、シート下なのでいちいち操作するのは面倒だ。
レコーダー自体は防水らしいので手の届くところに移設すれば良いのだろうが、このビジュアルが目に入るのはどうしても自分は許せない。塗り潰そうにもこのウチュージンの目が赤く点滅するのである。最低のセンスだ。買った当時は性能で選ぶとこれしかなかったのだ…
というわけで一計を案じて手元にスイッチを配することにした。パイロットランプ付きにしたのは、きっとつけ忘れたり消し忘れたりするだろうと思ったから。ブログ主は幼稚園の頃からの忘れん坊なのである。
接続はビキニカウルの裏側あたりなので防水カプラーを使う。これもネットでチューカ製品が安価で買える。
説明書の類が全く付属しないので最初は手こずった。差し込む金属端子の向きを間違うと後でスポリと抜ける。どちらでも挿入できてしまう設計がフールプルーフになってねーんだよッ!などとフールが叫んでも仕方ない。安いのにはなにかしら訳があるのだ。カシコが正しい向きで挿入すればカチッと音がして抜けなくなる。備忘録として画像をあげておく。
良い子は精度の高いエーモンなどを買っておく方が無難だ。このチャイナカプラーの防水性能がどれほどのものかはわからない。モンスターは屋内ガレージ飼いであるし、大雨のさなかツーリングを決行するほどの筋肉脳でもなし、という事で能天気に構えておく。
さてこの配線をドラレコの給電経路に割り込ませるわけだが、USB延長コードをかませてそちらから分岐することにした。ドラレコ本体のコードでしくじったらパーだからだ。ブログ主は生まれ付きのドジなのでこの辺は用心深い。
手始めに家にあったUSB延長ケーブルは被覆を剥いてみる。
とかなり細いケーブルでちょっと心もとない。ドラレコなら電気容量自体は大したことないだろうが、少し引っ張られたら切れそうだ。USBにもいろいろ規格があるようなので急速充電タイプを買い直す。
今度はケーブル自体は太かったがシールドケーブルだった。まあなんとか結線はできたが、もちろんこんな事は不良のやる事で良い子は真似をしてはいけない。ま、何かあったとしてもスタンドアロン(=独立)だから被害はバイクには及ばないが…
事前に配線図を描いておくのは作業中にあれこれ悩みたくないからだ。ブログ主は小学生の時分からパー…いやいや頭の中だけで物を考えることを苦手としている。この歳になるとさらにボケ…いやいやその傾向が強まってきている。
配線回路図よりも実際のコードやコネクタの取り回しを反映させたポンチ絵の方が便利だ。最近ではiPadのノートアプリが使いやすい。ま、最後は現物あわせになるのだけれど…
さらに今回この圧着型接続コネクタを初めて使ってみた。
ギボシだとパーツのオスメスを合わせたり、被覆を剥いて電工ペンチでカシメたりと面倒だが、コイツは何も考えなくていい。コードを突っ込んでただプライヤーではさむだけでOKだ。雌雄同体だからどれとでもくっつくし連結も出来る。ただし線が細すぎると抜けたり接触不良を起こしやすいので、そういう時は半分剥いて折り返しておく。
また分岐に使ったのはこのタイプ。
なんだか駆逐艦の砲塔みたいな形をしている。被覆を剥く必要はあるが、レバーを倒すだけで太さの異なるコードが接続、分岐可能でやり直しも簡単である。
電気工作中。こういうことはキライではない。
手頃なケースを探して穴をあけ、そこへごちゃごちゃをぶちこむ。ドラレコは完成。
次に etc…エトセトラの方も同じ要領でモバイルバッテリー駆動を企む。etc…エトセトラが何なのかについては、むろんグレーゾーンなのでここに詳しく書くわけにはいかない…が、ともかくもStand Aloneなのである。あらゆる束縛から自由だ。
夜更けに一人で密かな電気工作…なにやら時限爆弾を作ってる過激派の気分になってくる…
ククク、こいつで政府の犬どもに一泡吹かせてやるのさ。
そして夜中にモンスターのシート下にブツを仕掛ける。
これでヨシ。次は予行演習だな…フッフッフ…