sig de sig

万年青二才の趣味三昧、走る、作る、観る、聴く、憩う。

ツーリングカメラ 初代 RICOH GX200

これは自分のツーリングカメラの中では最高の伴侶だった。
今のところ。。。
 
シンプルでコンパクト、GRDと相通ずるストイックなフォルム。
手のひらにしっくりくるグリップと自動開閉レンズキャップのおかげで、
片手撮りが容易でツーリングでは重宝した。
 

 

EVF(電子ファインダー)が装着出来てレンズが明るいから、絵造りにも応えてくれる。
メニューや操作の使い勝手が良く、各種ボタンがカスタマイズ出来るこのGX200
まるで自分の手と目の延長の様になっていた。
 
キャノンの一眼レフを持ったカメラ好きライダー氏からは「ふん、豆センサーが」と鼻で笑われたが、別に気にはしなかった。
カメラが良いのと写真が良いのは全く別だということは、見ればわかる。

信州中野より妙高黒姫山を望む
EVFをつけたまま使える様に専用のポーチまで自作してバイクであちこち出掛けた。
たくさん写真を撮ってtwitterやインスタグラムに投稿する。
当時のSNSはまだオープンでフリーダムでフレンドリーな雰囲気だった。
オフ会も結構あって、思えばこの頃が一番楽しかったかもしれない。イマノトコロ。
 


その後、GX200は残念なことにセンサーにゴミがついて画像に影が写るようになる。
実は前任のGX100も同様のトラブルが発生しこの機種に乗り換えた経緯があった。
エアダスターで吹いてみたり掃除機で吸ってみたりしたが、やはりダメ。
RICOHに聞くと修理費は2~3万円掛かるという。
自分はカメラはほとんど中古で買っているから、これはほぼ購入額に近い。
果てはAFやホワイトバランスが狂う様になり引退。いたって痛恨の極みである。
今では模型製作過程撮影として余生を送っている。
(接写に強い機種なのでこの用途ではたいへん重宝している)

次に名機「GRD」(型落ち)が後任となった。
速写性や携帯性は抜群だが、広角単焦点レンズでちょっと不便だ。
当方の緩んだ古目玉にはEVFがないのが一番つらい。
それでも「おおおスゴイ」という画像がたま〜に撮れたりする。

 
 
 
その後、なんとGRDもセンサーにゴミがついた。
どうやらRICOHのカメラにはそういう弱点があるらしい。