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万年青二才の趣味三昧、走る、作る、観る、聴く、憩う。

「我がフォルゴーレは緑なりき」サエッタ&フォルゴーレ17

吹き付け塗装が済んだサエッタとフォルゴーレ、早く仕上げたいのは山々だが、このままでは各部の色がてんでバラバラ。いかにもプラモデル然としていて実感に欠ける。もう日がないのは承知の上だが、色調補正だけはやっておこう。

フィルタ・リキッド

さてクレオスからフィルタリキッドという商品が出ている。

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そもそも「フィルタリング」に使うもので、これはAFVのウェザリング手法の一つ。油彩絵具の赤青黄を模型のあちこちに点々とつけ、そのあと溶剤を含んだ筆でならす、、、一般人が見たら幼稚園児のいたずらかと見紛う様なものだが、結果的にランダムにカラーグラデーションのついたグレーのウォッシングで深みを増す、といった極めて高度な色彩理論に基づいた技法、、、ではないか、、、と推察する。。。間違ってたらごめんなさい。AFVの人は怖いからなあ、当方のAFVマニアのイメージは、、、

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「間違ってる!こんな転輪のタイガーなかった!」

まあ飛行機マニアも怖い人はたくさんいるけど、、、

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「違うっ!こんな色した零戦なかった!」

それはともかく、自分は単色で色相のコントロールに使う積りだからこの際関係ない。クレオスのフィルタリキッドはエナメル系でバイオレット、ブルー、イエロー、グリーンと色相のバランスが揃っていて都合がいい。

さらに専用ソルベント(溶剤)が用意されており、エナメルだけでなく油彩絵具も希釈OK。その上タミヤの溶剤に比べてプラを侵しにくく、臭いも抑えられている、ときているからコイツを使わない手はない。自分の完成品はほぼ数年内に主脚が折れるし、溶剤がわりにターペンタインなど使っていると食事時に家族から苦情がでたりする。

まずはサンボルのおっちゃんでテスト。

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「ちょお、けったいな色水かけんといてんか、さぶいぼ出るわ」

主翼付け根がブラウン系、主翼中央がグリーン系、主翼右端がバイオレット系。効果を見る為に希釈せずに塗ってみた。一見バイオレットが良さそうで迷うところだが、ノッチョーラ(茶)らしさが生きてくるのはグリーン系、と直感的ナガシマ判断。

落ち着けフォルゴーレ、の段

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薄く希釈したグリーンを全体に乗せていく。スミイレが目的ではないので拭き取らず様子を見つつ自然に乾燥するのを待つ。これを二度三度。白帯、白十字は慎重に避ける。

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こんな感じ。web画像では分かりづらいが実際の模型はとても落ち着いた雰囲気になった。

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下面は逆に青味を足してやる方向でフィルタリキッドの極薄ブルーを流す。これは結構キクのでペーパータオルで軽く拭き取った後、ブラウンで要所を締めた。写真は後から撮ったものなので既に主脚がついている。

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引きでは違和感なくおさまってるが、アップにするとはっきりとわかるブルーのシャドー
「森とんかつ、泉にんにく、かーコンニャク、まれ天丼、、、」
と口ずさまずにはおられないのが60年代前半生まれ。。。

 

 

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「カエルにされた王子さま」 サエッタ&フォルゴーレ16

迷彩色の謎

さて斑点迷彩の塗装色考証。
例のサイトによるとこの斑点は周囲が Giallo mimetico4ジャーロ・ミメティコ”[迷彩イエロー4]FS 30266。
斑点の真ん中がBruno mimetico "ブルーノ・ミメティコ"[迷彩ブラウン]はFS 30215。
いずれもMrカラーに該当色無し。。。

例の怪しいカラーチップを見るとジャーロ4はカーキ色に似た感じ、ブルーノはやや赤みの強い茶褐色に見える。ファレホの該当色をあたって入手してみたところ、ジャーロ4のFSナンバーに該当するファレホNo.128はこの色見本チップに近いが、ブルーノに該当するファレホNo.133はどうも薄い様だ。

試しに斑点模様を塗ってみるとコントラスト差がなく、ほとんど二色を判別できない。いくらイタリア人でも、判別できないような二色を迷彩塗装に使うほど能天気ではないだろう。つまりサイトのFS指定かファレホの色調かどちらかが間違っているということだ。

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購入した二本のボトルをしげしげ眺めているうちにNo133の方のラベルにFS表記がないことに気づいた。ネットで調べると同じNo.133のラベルにはちゃんとFS30215と書いてある。

。。ってことはどうやらスペイン人が怪しそうですよ、マージョ様。

何だってー、二本で638円もしたんだよッ、何やってんのさこのスカポンタン

仕方ない、自分が調色するでまんねん。

使うのは飛燕を作った時に買った[赤褐色 日本機プロペラ色]。実は在庫があってダブった。こんなの二瓶持っていたって一生使い切れない。もう「二式大艇」一個中隊くらい作るしかないと腹くくってたところだ。色調は箱絵をみてデッチ上げ微調整する。偉そうに考証だなんだと言っても結局この有様である。

 例によってサンボルのおっちゃんでテスト。

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「なんじゃこら?爬虫類化した“あしゅら男爵”か⁈こんな姿オカン見たら泣くで」

うむまあこんなとこか。では本番とまいろう。

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かなり曲線的なラインを持つ機体なので型紙がうまく添わない。型紙に薄手の上質紙あたりを使えばよかった。。。

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委細かまわずよ、と自作のグリージョ・ミメティコ(黄)を吹き付ける。

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主翼も同様に。

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暗色の上に明色、それもイエロー系を乗せるので発色が良くない。逆の方がよかったか。。。

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型紙をはがす、、、アリャ、ちょっと斑点が大き過ぎたか。。。ボケ足を考えて斑点の切り抜きは一回り小さくすべきだったか。。。

模型づくりとはかくも反省と修正の連続なのである。

仕方あるまい、はみ出し修正も兼ねて斑点の周囲を一つ一つバランスを見ながらベルデ・ミメティコ(緑)でなぞる、という気の乗らない作業を敢行。

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まあ軍用機の迷彩には見えるか。グリージョ(黄)の上に飛んだベルデ(緑)の塗料飛沫は次のブルーノ(茶)を吹いた後にまとめて修正しよう。。。

 

一旦休憩

すでに昨年の秋の事になるのだが、実はここで模型製作は一時的にストップしていた。なんとも面倒くさい方面のご用向きがあって、嫌な言い方だが"模型どころではない"状況となったのだ。そこからようやく解放されて、ああやれやれとビールを呑みながらカレンダーに目をやると、、、展示会の日程まであと10日もない。いかに呑気な自分でもこれはいわゆるファイヤー オン ザ テイル、ケツに火がついた状態だと気付くのであった。。。

斑点迷彩

焦りつつ再開。斑点の中のブルーノ(茶)はフリーハンドで。

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ボール紙の裏に何度も試し吹きをしたあとが写っているが、吹き付ける細さや濃さを納得いくまで調節した痕跡だ。コンプレッサーの圧力、ニードルの引込み量、キットとの距離、ダブルアクションの引き具合、いずれも最小にした状態で吹き付け可能な塗料濃度を探る。その後、狙いを定めて一つ一つ吹いていく。

こうするとどうしても途中でハンドピースが詰まる。その都度シンナーを浸した綿棒でニードルの先を掃除してやるが、それでも解消しない時は一旦塗料を出してハンドピース全体を掃除してやる。そしてまた一から濃度などの調整をやり直してテスト吹きから始める…
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好きでやってることなので「辛い」とは思わないが、思わず笑みがこぼれてくるほど楽しい作業かと言われればやはり違う。これをゲラゲラ笑いながらやり出したらシンナーの影響が脳に及んだということで病院送りとなるだろう。

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そんなこんなで出来上がり。
この斑点、ちょっと見ようによってはアマゾンの毒ガエルみたいでキモチワルイ。

 

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「サエッタ緑化計画」 サエッタ&フォルゴーレ15

次はサエッタの番だ。

マーキング

あのケッタイな案山子がダンスをしている機体を選択する。これは斑点迷彩が複雑でややチャレンジングなのだがうまく出来れば模型映えがしそう。フォルゴーレは砂漠迷彩のサンド系なので並べるならグリーン系の方が趣きが変わって良いだろうとの判断もある。箱絵でI-16が撃墜されていることでもわかる通りロシア戦線だ。「地中海」というお題にはそぐわないかな、とも考えたがイタリア機ということで勝手に拡大解釈した。実際のところ「古代ローマ神話の名前を持つ架空の宇宙船」なども平気な顔して並んでいたから、まあ何でも通しとは言わぬまでも相当ユルユルなレギュレーションなのだお気楽に参ろう。

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下面色

Grigio mimetico "グリージョ・ミメティコ"迷彩グレー 下面色に関しては前期も後期も塗料メーカーでの差はないようだ。例のサイトのカラーチップではもはや[佐世保海軍工廠色]にしか見えない。FS指定はFS 36231となっている。 Mrカラー該当色No.317 [米海軍機 F-14etc] フォルゴーレの下面色がF-15だったから遊び心だろうか?


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下面色としては少し濃い気はするが上面色とのバランスも考えてこのままいく。

上面色

例のサイトのカラーガイドの下の方には多種多様の迷彩パターンが図示されていて、その使用色を示してくれている。なんとも有益なサイトである。このサエッタのカエル状の斑点迷彩もちゃんと掲載されていて実にありがたい。それによると上面色はVerde Mimetico 2 "ヴェルデ ミメティコ"迷彩グリーン2 (主にマッキ、ピアッジョ社の初期に用いられた暗緑色)

例のカラーチップをweb画面で見る限りではCR42などのフィアット御用達のVerde Mimetico 3と区別がつかない。そこで画像ソフトに取り込んで明度を上げてみる。Verde Mimetico 2の方がわずかに青っぽく、Verde Mimetico3は茶色がかっている様に思える。零戦の三菱色と中島色みたいなものだろうか。門外漢からみれば「ほとんど一緒」でもマニアは「全ッ然違う!」と眉を釣り上げる。何処の国も同じということか。。。

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FS指定は34092、Mrカラー該当色はNo.302 [チャコールリザード迷彩色] 米空軍のA-10などの単色塗装の濃いグリーンだ。左のNo.303、FS34102がVerde Mimetico3、、、これもA-10用、、、そんな都合よく色が合うのか???

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F-14のグレーとかA-10のグリーンとか聞いただけで「ああ、あの色ね」と大体わかってしまうのは航空マニアならでは。スプリングバンクの15年ものと聞けばシングルモルト愛好家は味を思い出す。愛媛県愛南町といえばマンホールマニアは「ああ、アレね」とにやりとする。みんな同じ。

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この様にパネルラインに沿って濃く塗っていくのが昨今の定番スタイルだが、あんまりあからさまだと嘘くさくなる。斑点迷彩なのでさして気にならないだろうが。

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これでカウリングを黒に塗って日の丸をつけて「イ式艦戦」とかネームプレートつけておけば信じる人が出てきそうだ。

次にフォルゴーレと同じ要領で型紙を切り抜く。

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吹き付けた時に見にくいのでコピー用紙の白い方が上面になる様に左右反転でコピーしておく。フォルゴーレよりも斑点の数が多くて面倒だが、画像のようにカッターの刃の方を固定しておいて紙の端を持ち上げてくるくる回す様にすると複雑な斑点模様が割と楽に切り抜ける、と気づく。

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それでも全部切り終わるまでに途中で何度も気を失いそうになる。坊さんなら般若心経を10回くらい唱え終われるだろう。無限界、無意識界、無無明、無無明尽〜〜

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フォルゴーレの時に側面と上面の斑点模様のツジツマが合わなかったのでその辺も考えて上面の型紙も連続して作っておく。いずれにせよどこかでツジツマが合わない箇所ができるのだが、どうせならそれを目立たぬ右側面下側に持っていこうという、実に姑息で隠蔽体質の日本人が考えそうなことだ。。。お褒めに預かり光栄のいたりでげすな。ヘヘヘ。

型紙を浮かせるためにゴマ粒状のブルタックを貼り付ける。ブルタック団子があちこちにくっついたりしてかなりイライラする作業だ。右手のピンセットでつまんだ団子を左手の千枚通しでひとつひとつ型紙に押しつけていく。京都三条柳馬場の和菓子屋「末久」の奉公人になったつもりで一心不乱に盛り付ける。ゆうべの芸妓の"まめ鈴"のうなじが妙ぉ〜に色っぽうてぇ、、、なんてことは一切考えてはいけない。

 

これで斑点迷彩の下準備が相い整った。

 

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「その瞳、榛(ハシバミ)色なるフォルゴーレの君」サエッタ&フォルゴーレ14

いよいよ塗装本番。

コンプレッサーオン!
テイク ユア エアブラッシュ!
レディ、ゴー!

下面色

Grigio Azzuro Chiaro

こいつが大戦後半のイタリア機下面色、とされる。英訳すれば「ライトブルーグレイ」上記サイトのカラーチップを見ただけでは「軍艦色」を塗ってしまいそうになるが、今のところフォルゴーレが呉海軍工廠で建造された記録はない。例のサイトには他にFSナンバーで近似色が示されている表があって、そこにはFS 36307とある。

該当するのはMrカラーNo.308 。ビンの横には「米空軍現用機 F-15なぞと書いてある。カラーチップの色とはかなり違って一抹の不安。まあ小さな色見本は濃く感じるのは商売柄良く経験していること。スケール効果も考えてだろう、とテメエの都合のいい様に解釈する。

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なんとなくドイツ機のヘルブラウっぽいぞ。

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イタリア機の特徴で翼前縁、機首、胴体の下面に上面色が回り込んでいる。ラジエーター側面や翼のカーブ部分などマスキング&塗装がややこしい。 

上面下地色

Nocciola Chiaro 4 

”ノッチョーラ・キャーロ”と読む、らしい。名古屋地方で「乗ってください、帰りましょう」の意。。。ではなく「ヘーゼルナッツブラウン、ライト」いわゆる榛(ハシバミ)色。「あの娘の瞳は榛(ハシバミ)色」などとよく例えられるが、それほどヘーゼルナッツは一般的なのだろうか。

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ヘーゼルナッツ、、、まナルホドと思わせる見た目。日本だとドングリだろうが「君の瞳はドングリみたいだね」などと言うと別の意味になるのでお薦めしない。
カラーチップの色はしかしかなり濃い茶色。こんなの塗ったらチョコレートの飛行機にしか見えんだろう。FS表にはFS30219とある。 Mrカラー該当No.310。ベトナム戦争のF105などに塗られているアレ。ううむう、アレかあ、、、ちょっと明るめにしようか。。。

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P40のダークアースとどないちゃうねん?と言われそうだ、、、実際似たようなものかもしれん。キット箱絵のサンドよりはかなり赤茶っぽい。

斑点迷彩

実機はかなりくっきりした斑点のようなので型紙を浮かせて使う。まずはサンボルのオッチャンで練習。

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「せや、このころはワシもまだ水平尾翼ついとってん」

斑点の暗緑色はVerde Oliva Scuro

"ベルデ・オッリーバ・スクーロ"、、、名古屋地区で「ベルを鳴らして降りたら近くですよ」の意味じゃなくて「ダークオリーブグリーン」ベルデ(ヴェルデ)が緑なのはサッカーファンにはおなじみか。FS34052でMrカラーに該当色なし。例のカラーチップを見るとほぼ真っ黒け。このカラーチップ通りにノッチョーラとオッリーバを塗ったら「ダッシュ5、土の化身」みたいになるだろう。

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RLM70が近似色という話なので半信半疑で首をかしげながら 塗料棚からMrカラーNo.18、往年の「ブラックグリーン」を召し出す。「おお、殿!お久しゅうござる。モノグラム1/48 メッサーE型で使われて以来のご奉公ですわい!」
。。。殿、無言で「緑」をたぷりと加えて色合わせおはしけり。

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色合いもボケ具合もまあまあいい感じ。

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復元機を再掲。

試しに斑点をフリーハンドで吹いてみたが、、、
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やはりボヤけてしまうし、イタリア機特有のあのアメーバみたいな形の斑点が再現できない。「いやオマエがヘタクソなだけやろそれ」

 キットの塗装図を1/48に拡大コピーして型紙を作る。

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ヨレヨレにならない様に厚手の用紙を使う。
タミヤの飛燕などの塗装図は最初から1/48になっていて手間が省ける。f:id:sigdesig:20200211213627j:plain

そして斑点模様を切り抜いていく。アメーバ形状の凹部が非常に切り出しにくい。棟方志功ばりの鬼気迫る集中力、、、はあいにく持ち合わせていないのでチマチマ切り抜いていくしかない。

"塗装図なんてものはさ、写真に写っていない面は想像に過ぎないんだ。寸分たがわず切り出したところで意味なんてあるもんか"
"まあ、せっかく長谷川さんが苦労してくだすったんだから、嫌味など言わずに有り難く参考にさせていただけばよろしいじゃありませんか"。。。などと昭和のホームドラマの洋服ダンス前の夫婦の会話を独り芝居しながらも切り続ける。もちろんこの型紙は塗装の前日までにカットしてある。


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その型紙の裏にブルタックを小さなお団子にして貼り付ける、、、メンドクサイ。

 

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オッリーバ(緑)を吹き付け。塗料は濃い目にして一発で決める。あまり何度も吹くとメンドクサイので、型紙の浮いた隙間から塗料の飛沫が入りこむので。

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それでも塗料が飛散する、、、後でタッチアップだ。これは想定内なのでオッリーバ(緑)は別のハンドピースで吹いている。ノッチョーラ(茶)はもう一本のハンドピースのカップに入れたまま待機中。

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当社の誇るツインエアブラシシステム再掲。そんな大層なもんかい。

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胴体は胴体で型紙を貼る。正直メンドウだ。

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右側。

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左側も同様に。

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上面は上面でまた別の型紙を、、、メンドクサー。

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型紙と型紙の間のツジツマの合わぬ所が当然出てくる、、メンド、、フリーハンドで誤魔化すよ、もう。

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上面色の回り込みはこんな感じ。 これでは対空砲火に狙われやすくなる。一体何のため?モデラーいじめ?それともオシャレのつもり?などといぶかしんでいたが、零戦52型の主翼尾翼の前縁が同様だった。イジメはともかくオシャレを日本の軍隊がするとは到底思えないから、やはり地上駐機状態で上空の敵に少しでも見つかりにくくする為だろう。敵陣営に攻撃に行くよりも、自軍の飛行場が機銃掃射などにさらされる事が多い、つまり制空権を失っている、ということ。

 

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さて斑点塗装の飛び散った部分をノッチョーラ(茶)でタッチアップ。タッチアップで飛び散った塗料をオッリーバ(緑)でタッチアップ、、、ノッチョーラ、オッリーバ、ノッチョーラ、オッリーバと二本のエアブラシを持ち替えて乗ったり降りたりを延々と繰り返す、、根気がないので適当な所でギブアップ

忘れ物

フッフッフ、タイガー、何か忘れておらんかね。

・・・ハッ!

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オー!マンマミーアー!尾翼の十字をマスキングし忘れていた!

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くそう、ミスターXめ!
全体マスキングにはビニール袋やラップを使うのである。

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たったこれだけのために、、、もう一度エアブラシを準備する。何ぁ〜にが「ナニゴトも手順ですよ」だろうねえ。

 

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苦労の甲斐あってクリーム色も白に見えつつもしっとりと馴染んでいる。尾翼の十字は発色の為に何度も塗り重ねたのでマスキング端が捲れ上がってしまった。。。こんなんツマヨージの腹でこすってやったらよろしおす。

 

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気付くと我が一畳半工房は換気扇と空気清浄機とコンプレッサーの轟音に満たされ、シンナー臭が充満している。。。時計は深夜プラス2.5。。。

 

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「再開イタ公のイタ郎、塗装」サエッタとフォルゴーレ13

新春特別企画「謹賀零戦は当初3回位で終わるつもりだったのがブログ主がいつもの脳足りんを発揮して妙なところへ傾いてしまい、いつのまにか「零戦筆塗り隊」にレギュラー昇格、「堀越艦上劇場」まで催される騒ぎとなった。そのあおりをくって中断したままになっていた「サエッタ&フォルゴーレ」が、ここにめでたく再開の運びとなる。。。

え?そんなんあったっけ?という御仁に初回からを再度ご案内するのでございます。

前回までの「サエッタ&フォルゴーレ」


初回

前回

両機とも仲良くサフ吹き段階までいっていたのです。

色の道再び

さて、イタリア機は何と言ってもバラエティ豊かな迷彩塗装とマーキングが魅力である。使用されている塗料については前回「FiatCR42ファルコ製作記」にもある通り複雑怪奇。イタリアンの色の道を深く探求しようとするのはトマトスープの底なし沼にタバスコ抱えて飛び込むようなものである。

ちなみに自分の参考としたサイトのURLを記しておく。カラーチップ画像まである。「保存状態は良かったゼ!」と豪語しているようなので、イタリア機が当時実際どんな色に塗られていたかについてご興味のある方には貴重な資料となるだろう。

二機同時進行

実はサエッタとフォルゴーレを二機同時に製作を決めた時には塗装工程をまとめる利便性も考えていた。なんといってもエアブラシは清掃が面倒なのだから、一緒にプーと吹きつけ出来れば生産性も上がると目論んだのだ。

ところが上記サイトを調べるうちにサエッタとフォルゴーレでは同一の迷彩色が使われていないらしいことが分かってくる。この二機は当然生産時期にズレがあるが、その間にイタリア空軍はご親切にも使用迷彩色を変更(Tavola X)し統一してくれているらしい。モウ、いらんことしいかぁ。

そこで当初の二機同時という夢の大量生産(当社比)計画は中止、創業当時の家内制手工業に立ちかえり、一機一機、真心込めてお作りすることにいたしました。店主ケイハク。

ま、とりあえず胴体の帯と尾翼の十字は同じ白なのでこれは一緒に吹ける。ファルコを作った時にいい感じに自作出来たクリーム色や黄色がまだ残っているのでそいつを使おう。これだけでも二機まとめて作った意味はあるというものだ、そうだそうだもっともだ、と無理矢理自分を納得させておく。

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フォルゴーレの胴体帯と尾翼の白十字。こうして見るとかなりくすんだクリーム色だ。。。

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サエッタは主翼の三角と尾翼白十字、胴体の白丸。


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帯や翼端は黄色なので先に白を吹き、その上にカウリングと一緒に塗っておいた。

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グレーサフの上にいきなり黄色だとなかなか発色しない。帯などのついでに吹いておいた白を下地にするのである。ナニゴトも手順ですよ。

これで下準備は万端OK。

フォルゴーレ塗装

まずは手始めに比較的単純な斑点迷彩のフォルゴーレから。

前回のファルコの時に大戦中のカラー写真は色カブリがあってあまりアテにならん、ということがよくわかった。現存する復元機を見てみる。ま、復元機は復元した人がアテにならんという面もあるが、、、

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スミソニアン

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ヴォランディア航空博物館 これはどうやらレプリカ(ハリボテ)らしい。

まあ大体の雰囲気は掴めた、、雰囲気が大事だ。細けえこたあいいんだよ。

 

塗装を待つ、マナ板の上のコイ状態のフォルゴーレ。

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「ええい、煮るなり焼くなり好きにしぇろい!」

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葭(ヨシ)の原

毎日模型ばかりいじっていたら腰に根が生えてしまう。
少し暖かい日があったのでふらりと自転車で走りだした。本当はバイクに乗りたいのだけれどそこまでまだ腰が回復していないので、ガマンガマン。

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淀川の堤防を降りると川岸にこんな道が通っている。

車やバイクは入って来れないのでジョギングランナーや自転車、犬に散歩をしてもらっている老夫婦などがのどかに行き交う。見晴らしもいいし、安全だ。むしろ音もなく猛スピードで追い抜いていく我々自転車乗りが一番危険な存在だったりする。自分は「猛スピード」には程遠いけれど。

超コンパクトのミラーレス、パナソニックGM-5にパンケーキの組み合わせですら自転車だと大層に感じてしまう。久しぶりにGRD-IIを持って行く。やはり小さなミニベロにはこれくらいがちょうどいい。

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このあたりは葭(ヨシ)が群生している。もうすぐ「葭(ヨシ)原焼き」の頃だ。葭(ヨシ)の保全のためだが、大規模な野焼きといった感じになる。

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毎年のこの地域の冬の風物詩だが、対岸の市から洗濯物に灰がつく、などと苦情が寄せられているという。またこのあたりには近々新名神の高架橋が通ることになっている。そうなるとなおさら「葭(ヨシ)原焼き」の存続が危ういだろう。

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「葭(ヨシ)原焼き」までしてこの葭(ヨシ)を守るのはなぜか、というと、環境保全ももちろんのことだが、和楽器のヒチリキのリードに使われるからだ。平安の昔から京の都に近いこのあたりの葭(ヨシ)が質がいいとしてずっと使われ続けてきたという。この地の葭(ヨシ)が危機に瀕していることは和楽器界では実にゆゆしき事態だそうだ。一般的によく知られている用途は夏に立ててつかう日よけのヨシズだが、これは琵琶湖産のものなどが多い。

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葭(ヨシ)というのは葦(アシ)の一種か、と思っていたが全く同じもので、「アシ」は「悪し」に通ずるから「ヨシ」=「良し」と言い換えたのだという。「するメ」が「当たりメ」に「おしまい」が「お開き」になったりするのと同じ、いわゆる忌み言葉の類である。いかにも「言霊(ことだま)の幸きはふ国」といった感じがする。

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葦といえば、
「人間は考える葦である」
といったのはパスカルである。社会の授業でそう習った。なんだか意味がわからない。教師に聞いたら「うるさいとにかく覚えろ試験まであと1週間だぞ」と怒られた。
「人間は一本の弱い葦に過ぎない、しかしそれは考える葦である」というのが本来だそうで、こうなると「なるほどなあ」と思う。

「人間は社会的動物である」
といったのはアリストテレスである。社会の授業でそう習った。こっちもなんだかわからないが、自分はパスカルアリストテレスを対照的に捉えてきた。
ところが「人間はポリス(都市国家)的動物である」というのが本来だそうで、 
"人間というのは、自己の自然本性の完成をめざして努力しつつ、ポリス的共同体(つまり《善く生きること》を目指す人同士の共同体)をつくることで完成に至る、という(他の動物には見られない)独特の自然本性を有する動物である、ということを述べた"  from Wikipedia 日本語版

自分が長く思い込んでいたのとは正反対の趣旨だった。 ”善く生きること”を目指す人同士の共同体、か。。これは我々にはまだまだ見果てぬ夢だ。

 

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ヒチリキやパスカルのパンセなどはあってもなくても日常生活は変わらない、洗濯物に灰がつかないことや新しい高速道路の方が大切だ、という意見がまかり通るのだろう。むしろ「人間は政治経済的動物である」と言った方が当たっているのじゃないだろうか。。。

そんなことを考えながら、ひょろひょろと弱い一本の葦はちいさな自転車のペダルを踏んで家路についた。

並べて比べて楽しいな

相変わらず阿呆な題名で恐縮だが、これもブログ主の精神年齢を現しているものとしてお許しを願う次第なのでございます。

いやホント1/72のプラモデルは並べて比べて見るのが楽しいんだヨ、というお話。1機だけ作るのなら1/48でもいいが。

 21型と52型

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手前 ハセガワ1/72 零戦52型  奥 タミヤ1/72零戦21型

それぞれ後期と前期の零戦の代表的な型式。

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21型との違いは第一に1150馬力と2割ほどの馬力向上と高高度対応がなされた栄21型エンジン、第二に片側50cmづつ短くなった主翼。ここまでは32型と同じ。さらに長砲身高初速の20mm機銃。これは22型後期に導入される。

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そして52型で推力式単排気管これで最高速が20knm/hも早くなった、というのだから結構な秘密アイテムだ。続く52甲から52丙へと小改良を重ね、徐々に武装、防弾装備を追加。最終的には20mm2門、13mm3門にロケット弾、自動消火タンク、パイロット背後の防弾鋼板、前後の防弾ガラス、まで備えるに至る。また主翼外板を厚くして急降下の制限速度を上げていったことも地味ながら見逃せない。

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当然、そのつど重量は増加し、初期の21型の軽快な運動性は失われていく。F4F、P-40といったライバル達も着実にパワーアップをして容易ならざる相手となってきた。さらに高性能なF4U、F6Fなどにも圧倒され、そしてP51、B-29らが1万メートルの高空を悠々と飛びはじめる。

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数も力も遥かに及ばぬ敵に立ち向かわんと、重い鎧に身を固め身に余る大刀を携え、老骨に鞭打つ古武士の佇まいが52型にはある。その老兵にやがて特攻という悲しい任務も課せられる。。。

 タミヤとハセガ

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模型的な観点に戻って、こうして同じアングルから見ると、、、

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セガワの方が主翼が厚く、やや上反角が少ない。見る角度によってはちょいとおブスになりなさる。。。webサイトではその辺がゴマカシが効くのでわからないよね。これは模型製作者の腕で補えたはずだ。うむ、スマン。


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その他にも外観上のタミヤとハセガワの違いはいろいろ指摘されている様だが、型が違うこともあって完成して見ると自分はさほど気にならない。本来同じ21型同士でタミヤセガワを作り比べるべきなのだろうが、、、

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そこまで零戦マニアではない、というか、そもそもの人間の出来が大雑把に仕上がっているらしい。

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胴体の断面形状がタミヤは特に上面が扁平。最初は合わせ目を消すために削りすぎたかと思ったくらい。実際どうなのかは知らない。ウチの近所には零戦乗っている人いないし、タミヤのことだから実機を調べたのだろう、と能天気に受け入れておく。。。風防は21型の方が和室の障子の様な風情がよく出ているように見える。これは後発のタミヤの枠のモールドが細いから。末広がりの形状もハセガワより正確。

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ここまでアップするとアラも目立つ。

対してハセガワの枠は太く、やや鉄格子風。第一風防正面の枠がより直線的になっているのにも気付く。防弾ガラスを装備する都合かと思ったが調べて見ると52型の中島製と三菱製の差という話らしい。

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零戦は設計元の三菱だけではなくライバル会社の中島でも生産されたのは有名な話。意外なことに中島の方が生産数が多い。理想主義的に工芸品の様に仕上げていった三菱と生産性向上の為に割り切った改造を施した中島の差、などと思いをはせてみる。

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このやたらと枠の多い大きな風防とだだっ広い主翼尾翼、細い主脚に黒いカウリングを持つ零戦だが、見ていて落ち着くというか腑に落ちるというか自然な感じがする。

自分は特に「零戦が好き!」というわけでもない。模型を趣味とする様になってからは飛燕だスピットファイアだ、果てはイタリア機だフランス機だとむしろ零戦からは遠ざかってきた。しかし人生で最もたくさん写真を見てきて、たくさん作った機種、となるとそれはやはり間違いなく「零戦」である。

そういう刷り込みもあってか一種の懐かしさを感じるのだろう。まあ「鮭茶漬け」みたいなものか。

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「日本が世界に誇る零式艦上戦闘機という言葉に異論はない。(殺戮兵器を「誇って」いいのか?というのはまた別の問題として)しかし「世界最強の戦闘機だった」と言われると自分はそこまでとは思わない。吉田拓郎は偉大だ。しかしだからといって「世界最高のフォークシンガーだ」と言えばディラン・フリークだったタダシは苦笑するだろう。そういうことだ。

堀越艦上劇場

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奥から九試単戦、九六艦戦、零戦21型、零戦52型 

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始まりと終わり。

九試単戦と零戦52型。この間10年もない。第二次大戦中の航空機の発達はまさに日進月歩だったことがわかる。それでもまだ日本の進歩は緩やかな方だったのだが。。。「うっとこなんか複葉機の次はジェット機でっせ」 by グロスター

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並べてやろうと特に計画していたわけでもく、何年か前からぼちぼちと作りためてきたら結果的にこうなった。無論、特に堀越が好き!というわけでもない。上にも書いたが幼少の頃から零戦本を読み漁っていた自分である。九試単戦とデボワチーヌの模擬空戦シーンを答案用紙の裏に描く様な小学三年生だった。風立ちぬ」はさすがに劇場まで足を運んだが、欲を言えばパリかどこかで字幕版で観たかったものだ。

並べてみるとなんだか零戦32型も作ってここに入れてやりたくなってくる。、、、烈風も?イヤあれはあんまり。。。自分の模型製作のモチベーションは本来こんな所にあるのだろう。こうやって次々と自分の中でテーマを繋げながら好きな模型を好きな様に作っていけたら、と思わないでもない。。。それはマア浮世の義理もあるのだけれど。。。

 

 

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