[無臭筆塗り備忘録]:全塗装 筆塗り ガッシュ
防眩塗装部分は濃い目のグレーで…
濃緑色の上から塗ったものだから平板になりすぎて釣り合いが取れぬ。
ということでグレー部分の濃緑色を薄マジックリンで落とす。ついでにヒノマル部分も抜いておく、何事も段取りでござる。
スジボリの中に入り込んだ塗料をケガキ針で一本一本こそぎ出す、という至ってマニュファクチャな作業にいそしむ。
[無臭筆塗り備忘録]:全塗装 防眩色 筆塗り ガッシュ
グレーに少し紫を混入
「こしあん色」と命名した。これを周囲とのバランスを見ながら塗り重ねる。
・濃い色はグラデーションが出にくいので代わりに筆ムラなどを残す
ちょっと浮いた感じなのでリキテックスのロシア何チャラとペアレント何ちゃら…まあとにかくあの混色緑を軽く掛けて周囲と馴染ませる。
[無臭筆塗り備忘録]:全塗装 筆塗り ガッシュ リキテックス
・同系色の薄溶きリキテックスを上掛けして各色の色相のコントラストを下げて実感を出す。
次は難関の日の丸じゃ。
[無臭筆塗り備忘録]:国籍マーク 日の丸 筆塗り ガッシュ
白フチがあるので赤丸は真円にする必要は本来はないが、カラスグチコンパスの予行演習だ。雷電の太い胴体はRが緩く平面に近いのでまだやりやすい。
フチの塗料を中央に寄せていく感じで手早く塗りつぶす。
うまく出来た。
[無臭筆塗り備忘録]:国籍マーク 日の丸 カラスグチコンパス
・中心の穴を残しておけば同心円で白フチが描ける
・・・はず・・・頑張れ俺。
ぬおおおおお。もちろんこれは後から撮ったヤラセ画像である。
どうだッ!…むう白フチが太過ぎたかな…いかにせん。
中心の穴を利用してもう一度カラスグチコンパスで白フチのわずか内側に赤丸を描く…というミッション・インポッシブルを思いつく。出来るのかそんなこと?
ナセバナル、わずかだが白ふちが細くなって大成功。まさに薄氷を踏む思いだった。
味方識別帯の部分を抜くのを忘れていた。段取り悪りいのう。
よしよし雷電らしくなってきたわい。
[無臭筆塗り備忘録]:マーキング 筆塗り 面相筆
発動機注意書きを手描き。ここには潤滑油量などが書かれている、様な顔をしてクチュクチュっと筆を動かす。
日の丸後ろの銘板も手描き「形式ッ雷電ニ一型! 製造番號ッ三菱ッ第弐百五拾壱號!」と口で唱えながらコチャコチャコチャっ…アップにするとヨレヨレだが
自分がいかに細かいことをやっているかということを自慢するために、わざとらしい比較画像をUPする姑息な工房主sig…銘板はほぼ米粒大。米粒に写経するとはこのような感じなのか。
そういえば、自分の知り合いに米粒に絵を描く人がいる。
ただの絵ではなく模写、モナリザとかが米粒に描かれているのだからすごい。自分なぞ足元にも及ばないテクニックだ。テレビドラマの「ドクターX」にも使われたのでご覧になった方もいるかもしれない。