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万年青二才の趣味三昧、走る、作る、観る、聴く、憩う。

雷電-2「雲間より稲妻の尾のあらわれぬ 」ハセガワ1/72製作記

セガワの繊細なスジボリにメリハリをつけ、パネルラインに軽くリベットを添えておく。

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以前1/48で作った時は「雷電って太いなあ。デブだなあ」と思いながら作ったものだが、今回は烈風と同時進行だからか、むしろひきしまってコンパクトに感じる。一般に”森三中黒沢効果”として知られる現象である。

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風防をとりつけてスキマをジェッソで埋め下地塗り完了。風防取付部のパテ埋めには色々ご意見ご批判も多く…「きちんと擦り合わせておけば後で付けても何の問題もない」…ごもっとも。ヘボほどパテ埋めに頼る…はぁ…

上面の濃緑色、烈風の余りはあるが賞味期限が心配なので潔く捨てて新規に調色。前回の紫電を横に置いて色合わせする。

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備忘録としてアイビーグリーンとバーントアンバーを大体この位の割合。調色用の小皿は百均で見つけたもの。ドレッシング用…?

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こういう使い方ができる…とまあ百円も出してわざわざ買うほどのことでもないがね…

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実は一発目のパネルラインごとの色分けが肝心なのかもしれないと今更気付く工房主。
羽布張り部分は濃く、点検パネルなどは薄くなどと悪い頭で考えながら塗り分けてみる。雷電は陽光による褪色よりも使い傷みが激しい印象がある。連日連戦の防空部隊をイメージしつつ筆を動かす。

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少しづつ色を足していく。焦るとま、ロクなことがおませんな…と米朝師匠の口真似をしたりしながら穏やかに進める。

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この辺でよろしんとちゃいますやろか、ということで一晩おく。

ちなみにアクリルガッシュは薄め過ぎると分離しやすい。f:id:sigdesig:20201218165227j:plain
一晩どころか1分でこんな具合。それもいい感じにムラとなって風合いになるのだけど…一方リキテックスはどんなに薄めても分離しない。

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この差はなにゆえ?まだまだ手探りだ。

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そのリキテックスで上掛けする。フタロシアニングリーンとトランスペアレントローアンバーで調色。フタロシアニンてナニ?トランスペアレントローてナニ?「アレクサ、フタロシアニングリーンとトランスペアレントローアンバーを調べて」「すみません、よくわかりませんでした」

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大きな平筆で一面に塗って塗料だまりが出来たら筆で吸い取り、ドライヤーで乾かす。ドライヤーで軽くブロウする際は必ず「Lux super rich」とつぶやいてしまう。

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カサつきがなくなり、色が落ち着いてパネルラインに墨入れが出来たのがわかるだろう。
「…すみません、よくわかりませんでした」

 

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