まこと栄光の影に数知れぬ戦闘機の姿があった。
命をかけて歴史をつくった影の飛行機たち。だが人よ、名を問うなかれ。
闇に生まれ、闇に消える、それが戦闘機の定めなのだ。
紫電!お前を斬る!
エンジン
旧版とリニューアル版のエンジンの違い。
旧版では一体成型の減速機がリニューアル版では左右分割、さらに配電管など全部で4つのパーツになっている、という細かさだ。
左が旧、右が新。右はなんだか正面がガビガビになってしまっているがこれはブログ主がヘタっぴいのせいである(涙)済まぬアオシマよ。(まあスピンナで隠れるけどね)
カウリングを被せるとあまりよく見えなくなる。
旧版。
排気管
「新兵器、ロケット噴射ー!!」的、昭和全開な排気管。
削ってそれらしく整形したのが左。右が整形前。
実機は最上部の排気管だけちょっと上を向いている、ってことで後先考えずに切り飛ばしてしまった、の図。
排気管は伸ばしランナーから切り出していく、という古式ゆかしき技法。小さいので落とすとどこいったかわからなくなるぞ……慎重に…ポロッ、あーッ!くそう、もう一個作るかぁ……ポロッあーッ!…
苦心惨憺して貼り付けてはみたが…ん?何か違うな…実機写真をよく見ると…
うへぇ、カウリングの分割が違う。
やり直しでガンス、フンガー!元のカウルラインを瞬間パテで埋めて…
カウルフラップを切り飛ばし、
プラペーパーでカウルフラップを再生。正しい分割ラインをスジボリ。
下の四本に合わせたので実機よりずいぶん太い。けどそりゃまあデフォルメの範囲内ということで…。
実はカウルラインの違いに気づいたのは主翼をつけた後。それから切った張った埋めた掘った、落としたどこいったまた作った、の大騒ぎ。「後の祭り」というのはこういうことをいうのだな〜(違います)
こんなに面倒な事になるならキット通りで知らん顔しとけば良かった、触らぬ排気管にタタリ無し、なんて知恵は切り飛ばしたときの自分にはなかったのだから仕方ない。タミヤならこんな苦労はない…のか?…
タミヤ 1/72 ウォーバードコレクション No.68 日本海軍 川西 局地戦闘機 紫電 11型甲 プラモデル 60768
…なさそうだな。
それはタミヤだと説明書通りに黙って作ればピタリと出来る。その代わりに完成した時の感激はさほどでもなかろう。誰が作ってもピタリと出来るのはそれはそれでタミヤってスゴイなあ、とはなるけど自分の手柄じゃあない。
しかしアオシマなら「この排気管、俺が苦労して作ってんか!」(城陽弁) という気分に存分にひたれる。その充足感は”プライスレス”……?と負け惜しみを言ってみる。え?タミヤの紫電て640円?……「かしこ」はタミヤ買いなはれ。