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万年青二才の趣味三昧、走る、作る、観る、聴く、憩う。

「チェアポタ-2」ウッディフロントバスケット

ここまでくりゃサラまでだ、と所帯臭かった前カゴもカスタマイズする事にした。よくあるナチュラルテイストのウッディバスケットにしちまおう。しかし既製品ではカゴの幅が広いし、第一それでは面白くない。そこで仕事場で木材の切れ端を拾ってきて、、、

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幅を合わせてカット。このままだと風呂場のすのこみたいなので、、、
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塗装してやろう。

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オイルステインは必ず油性を使う。水性とは仕上がりが段違いだ。ただし臭い。

オイルステイン→拭き取る→半乾燥を何度か繰り返して1晩乾燥させる。

つや消しウレタンニス→乾燥→ペーパー掛け、これも何度か繰り返す。

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乾燥待ちの間にバスケットの金属プレートの安物くさいメッキをブラックアウト。

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塗装では弱いのでやっぱり剥がしてシート張りにした。

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メッシュワイアが当たって収まりが悪いので隅切りと彫り込み。ちとドロナワか、

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う〜ん、なんだか昭和の物干し台みたいだ。

「赤い風船」をギター弾き語りする堺正章浅田美代子のフィギュアを乗っけたくなる。

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間隔を詰めて板の幅をランダムにしてみよう。

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いい感じ。少し前が浮いたがご愛嬌。針葉樹を使ったので木目が民芸調なのも、まあ国産ミニベロということで。。。

 

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上からはボルト一本しか見えていないが裏側から薄い金属プレートをひん曲げて固定している。それでも悪路ではガタつくので薄いウレタンシートを敷き込んだ。

切った貼ったのいかにもオヤジのDIYだ。手作り感に溢れていてやはり最初から既製品を買った方がスマートだろう。しかしあんまりオシャレ過ぎても乗り手に似合わないから「これでイイのだ」(バカボンのパパ風)

「なんだ見た目だけのカスタマイズなんぞしやがって!」と言われそうだが、ちゃんとこれには機能がある。

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チェアを持ち出した時のテーブルになるのであ〜る。

 

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全体的にツーリング車っぽくなって自分は気に入っている。前カゴの所帯臭さは薄れた。これで吉田さんのおばあちゃんが間違ってまたがってくる、という惨事は避けられる。
前後でかなり重くなったので、ぶっ太いワイヤー鍵や片方のフラッシュライトなどは外した。スピードを求める気はないので重量は気にしない、とはいっても、あまり重くてシンドイのも嫌だ。バイクと違って自転車は我が身にこたえる。

そこで以前のよりかなり軽いチェアを買った。重量2/3だ。どこかのパチもんのようだが、キャンプサイトでの「アウトドアグッズのブランド自慢」なんてもうやらない。機能的に問題がなければ充分。これでイイのだ。 

 若い頃には仲間内でやれミレーだのスノーピークだの言ってた時もあったが、ある時、自作の木の道具箱を持ち込んでからは自分だけ変な方面に流れていった。

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チェアをリアキャリアにくくりつけ、これも先日付けたばっかりのボトルホルダーに水筒をセットすれば俄然ピクニックスタイルのミニベロとなる。ピチピチウェアのロードサイクル乗りの方々からみれば「嘆かわしい〜」ということになるようだ、、、

 

 

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最初にウチにやってきた時がこれだ。たしかに泥除けすらついてない軽快なスタイルだ。