展示会に出展の様子。昨年の11月だから3ヶ月ほど前のことになる。
マッキMC202フォルゴーレ
マッキMC200サエッタ with イタリアン・パイロット
マッキMC205ベルトロ
MC202フォルゴーレにDB605エンジンとMG151 20mm機関砲2門を搭載したもの。最高速640km/h。イタリア敗戦後、連合軍についた王国側のマーキング。これは旧作で20年近く前の作品。軽くサンディングしトップコートを吹くなど、手を入れ直した。
ここからは会員各位の作品紹介。
珍しくイタリア機が揃ったのはお題が「地中海」だったため。揃ったと言ってもたった7機だが。。。
S氏のマッキMC202。
精密精緻、美麗モデリングここにきわまれりの逸品。
さすがドイツ機マニアだけあってエアブラシフリーハンドでの斑点迷彩と塗膜の平滑さが超絶で実に素晴らしい。国籍マークのデカールは十手の1本1本を切り抜いてから貼り付けたそうで、舌と尻尾を同時に巻くほかない。
自分の作品はマーキングが重複してしまって普通なら恥ずかしいものだが、ここまで絶対的な技術レベルが隔絶しているとむしろ爽快でさえある。羽生結弦の満点演技を見る6位入賞のスケーターの気分か。
同じくS氏のMC205
この機体のマーキングでもわかる通り、イタリア敗戦後、ドイツ空軍もMC205を使用した。ドイツ側の評価では「高速な運動性と良好な飛行特性である」一方「急激な旋回で失速しやすい」「無線機の信頼性が劣悪」とのMC200から引き継ぐ短所も指摘されている。
K氏のサボイアマルケッティSM79 エアフィックス1/72。
あの太古の難物キットをよくまあここまで形にされたものだと感服。自分も所有していたが、組み立てることすらままならずそのままお釈迦にしてしまった。リベンジしようなどとはミジンコの繊毛ほども思わない。
展示会が終わった、だからといって自分の模型作りが終わったわけではない。デカールを修正してやろう。
カッターで切り込みを入れて、、、
ピンセットで慎重に剥がしていく。
よおし、シルバリング解消!
胴体の部隊ナンバーも切り抜いた。
サエッタも同様に。
下面は塗装が剥がれてしまった。残念。鬼の形相で面相筆でタッチアップ。目立たぬ下面だから良かったものの上面だったらマンマミーア大連呼だったろう。やはりこういうリスクもあるわけだから展示会前にスルーしておいた判断はあながち杞憂でもあるまい。
ピトー管の先がどこかへ飛んでったが気にしない。この際、邪魔なので取っ払う。
それにしてもひどいシルバリングである。
日焼けした肌の皮をめくるような小学3年生の夏休み明け的快感。
こうじゃなきゃあ!ですね。モヤモヤしていた気分がスッキリ晴れた。
胴体の部隊ナンバーもニス部分をカット。
この差は大きいぞう。
軽くトップコートを吹いておく。ウム、決まった。これでホントのホントに完成である。
次回は完全なる完成品画像をお届けするつもり。