ディスプレイオーディオを買うとしたら島国製か大陸製か。
どちらも価格は思ったほど高くはない。コストが掛かって開発が難しい部分をスマホやアプリに丸投げできるからだろう。
島国産の半額の大陸製は価格訴求力が強い。諭吉と一葉と英世が二人いればホイホイやって来る軽さである。 3、4年でバージョンアップされなくなってもマア納得出来そうな勢いだ。ともかくもディスプレイオーディオでスマホ連携を試してみたい、というノーミソも財布も軽くて薄いブログ主のような人間には実にお誂え向きな"とりあえず感"と"ダメ元感"を併せ持っている。
コレでも大陸製品の中では高い方なのだからオソロシイ。ま、あーンまり安すぎても不安になるしな、そろそろ初期不良やバージョンアップもこなれてきた頃あいやろかいや。
"チューカ製品なんぞは安物の粗悪品ばかりである"とハナから決めつけて眉をしかめる人もいる。それはまあ自分もそう思わないでもない。いろいろ痛い目にあってきた。一時期などは"電化チューカ"は忌避ワードにして買わないことにしていたほどだ。しかしそれを押し通すのはまずもって至難となってきた。島国製といっても製造はチューカ、なんてことがほとんどだ。
せめて設計と販売は信頼のおける大手国内メーカーで、価格差は安心料である。
・・・というのももはや幻想になりつつあると、他ならぬクラリオン ちゃんが教えてくれた。チューカはあかんで、と高いトーシバの扇風機を買ったら最初から首振りでキィキィ音がして家庭内での電化製品通としての面目が丸つぶれである。
そういやあ近年まれに見るほど酷い全自動コーヒーメーカー。あれも国内メーカー&国内生活雑貨店のコラボだったが・・・
一方、自宅のチューカデジタルアンプはそのうち火を吹くとか七色の蛇に変幻するとか色々言われながらも何事もない。5年たった今でも美麗な音を奏でている。
要はその製品の設計、生産管理、販売&アフターサービスを仕切る人間の程度によりけり、という話だ。島国人だろうが大陸人だろうがマンカインドには変わりはない。我々にだけ出来て彼らだけに出来ないことがあると言うのは、いささかトンネルビジョンであって、奴らの中にもカシコとアホウがおり、同様に我々の中にもカシコとアホウがおる、というまさにその証左に他なるまい。
ただし、社会体制が大きく違うから過信は禁物だ。国家レベルでこちらの慣習上の常識が全く通用しないというのは怖い。此度の疫病禍や黒海周辺の戦争でそれがよぉ〜くわかった。
とはいえ企業として何億何千万もの取引をするわけでもなし、これが数百万の太陽光発電あたりだとそこそこ逡巡しただろうが、たかだか電化製品一つ買うくらいだから、と右往左往しつつもポチっ。(これが数百万の太陽光発電あたりだと逡巡しただろう)