sig de sig

万年青二才の趣味三昧、走る、作る、観る、聴く、憩う。

恐怖の自立ETC装置の末路

秘密裏に進めていた「恐怖の自立ETC装置」によるインターチェンジ突破作戦。

モバイルバッテリーとの相性テストとなってシートをしょっちゅう取り外すのだが、シート下は少し走っただけでもかなり高温になっていると気づいてしまった。梅雨の最中なのに34度というフザけた気温ということもあるのだろうが…

モンスターの場合もともとシート下は発熱大魔王のレギュレーター様の御座所なのである。雨がしのげるということでドラレコやETCまでも居候させてもらっている。そこへさらにモバイルバッテリーを二つ追加する事となったわけだ。

モバイルバッテリーというのは多少なりとも熱を持つ。それは発熱大魔王には及ばないだろうが発熱小隊長くらいにはなるかもしれない。それを二つも押し込んでただでさえ風通しの悪いシート下をスシづめ状態にするのはいかがなものか。"松岡修造"をトイレに閉じ込めて、さらに"あばれる君"と"柳沢慎吾"を送り込むようなものである。暑苦しいことこの上ない。

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中央に見える放熱板がレギュレーター(レクチュファイア)このあと一応放熱を考えてアルミのパンチング板で仕切ったりもしてみたが…

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熱いもんは熱い…

やはりこの運用方法は考え直すことにした。大袈裟だ杞憂だ言い訳だといわれるかもしれないが、過熱によるレギュレーターのパンクはモンスターあるあるネタどころかドカあるあるめっちゃあるネタだ。当方も新旧で二回経験している。

いっそ受信機も全部ひっくるめてタンクバックに詰め込み、完全持ち運び可能なETCシステムはどうだろう。これは実はやってみた。

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配線がむき出しだとまんま自爆テロリストなのでプラケースに納めている。ただしこのままだと防水、盗難などの懸念があるからやはり面倒はある。複数台のバイク持ちならメリットもあるかもしれないが…結局搭載し忘れた時に限って高速に乗りたくなる、なんてことになりそうな気もする。

いやしかし、よくよく考えてみれば高速道路なんてこの先そう何度も乗らんだろう。

ブログ主はそもそも信州に行くにも下道を選ぶような人間である。(吝嗇ということもあるがほとんどの成分がバカで出来ている)それにもはや単車も乗り手もロートル老老介護状態だ。

そう考えるとETC機器を改造したりする手間や面倒は到底ワリに合うものではない。元を正せば電装系からトラブル要因を切り離すためにやり始めたことだ。それがレギュレーターを危険な高熱環境下に晒すことになっては本末転倒も甚だしい。

高速道路なんざ胸ポケットにカード一枚入れておけば済むだけの話である。という訳で自立型ETCは諦めた。f:id:sigdesig:20210612181424j:plain

涼しくなってまた気が向いたら作動テストくらいはやってみるか・・・