さあ機番である。
[無臭筆塗り備忘録]:国籍マーク 転写
今回はhiro-K氏に伝授いただいた新兵器「チャコペーパー」を使う。
奥方様が手芸で使われていたというチャコペーパー。これを手芸用品店のレジでコアラのマーチみたいな顔した女性店員に差し出しすのは五十オヤジにとってはかなり勇気がいる。「会員カードはお持ちですか?」などと聞かれたら悶絶するしかない「い、いやぁ…」と返答しても「無料でお作りできますがどうされますか?」と畳み掛けられる。さらに身をよじって「けっ結構ですぅ」と逃げる様に店を出る…ま、今なら通販という手段が使える。いろいろ調べて小ぶりなサイズを入手。これでも一生分あるだろう。見ての通り5色揃っている。
使い方はカーボン紙と同様、上からなぞって下に転写する。
まずシャーペンでトライするがうまくいかない…専用ペンもあるらしいが…
[無臭筆塗り備忘録]:国籍マーク 転写
・チャコペーパーの転写には細手のボールペンが使える
・カーボン紙と違って水で消せる
これはまことに良いものを教わった。hiro-K氏(の奥方様?)に感謝。
マーキングは302空の1181号機に決定。エースや有名機はあまり好みではないアマノジャクな工房主である。手描きには"8"はチャレンジングだが"1"がたくさんあるのであとは簡単だ。
[無臭筆塗り備忘録]:国籍マーク 転写
・トレーシングペーパーに垂直尾翼の外形とパネルラインを写し取ってから機番を描く
トレペの下にチャコペーパーを挟み込んで上からなぞる。
こんな具合。多少ヨレてはいるが鉛筆転写式よりはマシ。それに見やすい。
[無臭筆塗り備忘録]:マーキング 機番 筆塗り 面相筆
いざ、フリーハンドの面相筆描き、参る。
ウー
ヤー
ターッ
極度に集中していて時間感覚がない。ふと気づけば時計の針は一回り。
続いて右舷、これまた時計の針を一回りさせる。
ここで緊急事態10-4、10-10。右目が痛みだした。
目薬をさして休憩していたが、どんどん腫れ上がってくるのでこれは尋常ならざる状況だと気づく。アニメ好きなら「目が目が〜」叫ぶところだろう。
この後の経緯はこちら。
結局目の使いすぎでその後しばらくは休養を余儀なくされた。まるで史実の堀越技師と同じである。これは逆巻く烈風の祟りかそれとも轟く雷電の呪いか…