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万年青二才の趣味三昧、走る、作る、観る、聴く、憩う。

紫電改-9「完成を目指して」アオシマ1/72製作記

さあラストスパートをかけよう。

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黄橙色で味方識別帯を入れる。ここもケガキ線に沿ってフリーハンド筆塗りするのは、味とかではなくマスキングテープに弱いガッシュゆえのこと。むろん一発で決まるわけもないから修正前提。直線部は真横から片目ですかして見ると歪みがよくわかる。

歪みがわかるのと、歪みなく描けるのは全く別ものだよ、と中島みゆきも唄っている通り、やはりお約束通りに濃緑黄橙、濃緑黄橙と無限ループ化。それじゃいつまでたっても完成しないので「よしゃッ、エエやろ!これくらいで」と口に出して一方的に終結を宣言するブログ主である。

紫電の時に8本作っておいた真鍮パイプの機銃、残り4本はそう、弟分の紫電改のためだったのだ。

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基部の突起は実機も意外と大きく、こんもりしているのでキットよりも盛っておく。

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銃身を接着してから瞬間パテを針で乗せると表面張力で自然と丸くなるので、針でつついて翼になじませる。すかさず硬化剤スプレーをお見舞いして固める。放っておくと重力に負けて垂乳根てしまうのだ。硬化剤スプレーはこういう時に大変便利だ。ただしものすごく臭いのと時にドバっと出てしまうのが難点だ。コイツはプラや塗料を侵しやがるので特に弱っちいガッシュだと広範囲の致命的なシミになる。(プラを侵す、と言う時点で有機溶剤の含有が疑われる。無臭模型における今後の課題だ)

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それを防ぐため「98式自立型瞬接防盾板」の準備が当工房にはある。エヘンエヘン。

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瞬着+硬化剤でさっさかと小物をつけていく。いやもう神など宿らなくていいです。

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下面のみクレオスのウェザリングカラーで耐久試験。ファレホメカカラーは塗膜が強く問題なし。ウムお主やりおるのう。アルコールでも落ちないのでやはり普通のファレホとは違うようだ。

上面にはエナメル系ウォッシングやパステル等での汚しは一切加えていない。これはアクリルガッシュの表現を活かすため。国籍マークや味方識別帯などの彩度を殺すのはリキテックスを使用している。

当工房は無臭、無音、無ラッカーの自然派モデリングでお届けしております。

さらにマット・ヴァーニッシュでタッチアップ跡の艶の違いなどを整えフィニッシュは目前。

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キャノピー様が姿をお現しになった!

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おお、なんと神々しい透き通り様…ん?枠がガビガビやん。あちゃー、ということで要修正。前回の紫電の時は塗膜が厚かったからと思ったが今回も。だからこれは多分テープのせいだろう。ヘルキャットの時にセロテープ(多分100均)でマスキングしたら糊が残って懲りたので、わざわざブランドのスコッチメンディングを使ったのだが、それはそれでブ厚過ぎたようだ。何でも舶来がイイってもんじゃあない。

脚カバーは紫電改と違って別部品。

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裏面は茶色っぽい黒のようなので適当に調色。過荷重標識の赤青黄までフリーハンドで筆塗り。ここまできたらノーデカールで通すしかない。

 

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1/72なら省略しても問題なかろうとは思いつつ主翼の赤ラインを描き込む。"フムナ"は紫電改では左舷もカタカナのようだ。川西のすることはよくわからん。あとはアンテナ柱、ペラ、ピトー管などをつければめでたく完成。スレハゲはもう少し激しくてもよかったか…控えめな性格ゆえ、ということにしておこう。次回は完成画像。

 

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