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万年青二才の趣味三昧、走る、作る、観る、聴く、憩う。

紫電改-6「薄紅のヒノマルが秋の日の」アオシマ1/72製作記

さあそれではいよいよ、筆塗りの難所"マーキングの関門"に参ろう。

 まずはヒノマルから。

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白抜き

日の丸、識別帯部分を白く抜く。

紫電の時は濃緑色の上に直接日の丸レッドを塗って色が乗らずにずいぶん懲りたのでこの工程はマスト。ケガキ線を頼りに水を浸した綿棒で優しく撫でる。塗ったその日ならガッシュは弱いので楽に落ちる。頑強なアクリジョンベースカラーの下地は残る、という目論見。

この後は数日放置し濃緑色ガッシュを完全硬化させておく。

日の丸レッドがハミ出たりしても修正が容易だ。最初に白で全部塗りつぶしてから中に一回り小さい赤丸を描く段取り。日の丸のフチだけフリーハンドで書くのは零戦52型で懲りたから。懲りてばかりいるブログ主である。

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息を止めて慎重に慎重に慎重に…しん、、、く苦しい…

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苦労はしても…

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笑い話に…

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時が変えるよ…

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心配いらない…と

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笑った〜…

備忘録レシピ ヒノマルの白 

使ったのは"ニュートラルグレイ"の8番。

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これでも白すぎたようだ。7番で良かったかも。

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濃緑色の上だと白に見えるが、こうして白っぽいバックだとグレーに感じる。全く対比の妙である。上面濃緑色に下面明灰色の機体で胴体を一周する白帯、なんて時は、、、どうすんだ?オレ。

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日の丸の赤を作る。零戦52型、紫電はファレホの"バーミリオン"を使ったが今回はガッシュにトライ。同じ"バーミリオン"でもターナーアクリルガッシュのはヒノマルには明るすぎる。

備忘録レシピ ヒノマルの赤

:チャイニーズ・レッドがメイン。PERM REDとPERM SCARLETで色味を整える。あるいはセピア一滴で彩度を落とす。しかしニッポンのヒノマルを塗るのに"チャイニーズ・レッド"とはこれいかに。我がsig工房においては日中関係はいたって良好アルヨ。

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ガビガビのデコボコのムラムラになるのはファレホでもガッシュでも変わらない。何使っても下手は下手という事か…クヤシイ。円周の方を先に塗ると中央の筆さばきが窮屈だ。真ん中から先に塗った筆をそのまま端に持っていき円周を決めていく、というのがうまい塗り方なのだろうが…

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肝心の胴体のヒノマル作業中の画像がないのはそれどころではなかったから。このくらい引いて撮ればわからないが近寄ると…メロメロ。

胴体の曲面でなんぼコンパスでケガいたとて歪みは出る。そこを真円に見えるようにフリーハンドで近づけていきつつ、白フチを1mmほどの巾で均一に残すのだが、なぜかやればやるほどヨレていく。アレレ?

(当時は気づかなかったがこの頃から右目の調子がまた悪くなり始めていた…)

 

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