”紫電”が完成した。ロールアウトミュージックにプリンスの”パープル・レイン”をチョイスして首をひねっている相変わらずのブログ主である。ラストのギターソロとプリンスのハイトーンが泣けるねぇ。
”紫電”と言えば”紫電改”、この二つは兄弟というには姿が違い、別人というには結びつきが深い。”紫電”なかりせば”紫電改”は当然生まれえず、”紫電改”が高性能を発揮しなければ”紫電”は”苦し紛れの徒花”という評価に終わったろう。
つまり紫電を作れば紫電改が作りたくなる。紫電改を作れば紫電が…いや紫電改のみ作る人は多いのかな。それでもインストや箱の横書きなどで”紫電”について強風について知ることになる筈だ。
1/72ではタミヤが紫電のみ、ハセガワが紫電改のみの発売だが、それに比べアオシマはこの二機をラインナップしてヒコーキマニアの琴線をビンビン鳴らしてくれる。さらに強風が出たら狂喜乱舞するがのう。(強風はハセガワから出ているが、二式水戦との抱き合わせの限定品。アマゾンではプレミア付いて5000円てかい、えらいアコギな商売するやんけ)
お気楽ナナニイ筆塗り"南太平洋"シリーズからが少し離れるが、紫電を作った当sig工房でも当然アオシマの紫電改を作る・・・というか実は紫電と一緒に買って下面塗装までは紫電と並行して作っていたのである。
青島文化教材社 1/72 真・大戦機シリーズ No.12 日本海軍 川西 紫電改 爆裂弾搭載機 プラモデル
エアブラシならまとめて濃緑色を吹き付ければ大量生産可能だが、マニュファクチュアどころか家内制手工業にすら至らない一人親方な筆塗りの当工房だから、二機同時に作るメリットはさほどない。単に二機の違いを比べ味わいながら作りたかっただけだ。製作中の比較画像は完成後にまとめて上げる予定。
紫電と紫電改は実機でもかなり違う。共通部品はほとんどなく、プラモデルでもそれは同様である。誉エンジンは使い回し出来るはずだがそれもしていないようだ。
紫電同様、紫電改も発売後にリニューアルされている。こちらのランナーが全て新パーツ。
エンジンの新旧。
計器板。デカールを貼る旧版。
新版。ほれここに計器塗ってみんかい、との挑発的なモールド。
コクピットの床板。
あまり変わらないがフットバーが別パーツになった。コクピットは紫電同様機内のフレームが再現されているなどかなり精密になっている。
キャノピー。さほど差はなさそう。開閉が選べるようになったのと枠の段差モールドがなくなった。筆塗りには旧型の方がありがたいのだけどね。
カウリングが新パーツになったことがリニューアル版の最大のポイント。左が旧、右が新。
さあてこれをどうやって料理していくかだが…