早く紫電を仕上げてしまいたくってウズウズしている。しかし小物その他に手がかかりなかなか進まない。焦るな焦るな、急がば乞食は貰いを仕損じる、と自分を落ち着かせている今日のブログ主である。
恒例、風防のマスキング剥がしの儀。
ご開帳〜。
厚塗りになったので予想はしていたが、コリャひどい。ガビガビだがね。
爪楊枝やペーパーの角で削ってなんとか落ち着かせるが…う〜ん、次回からは風防も手描きしようかのう…
紫電の第三のチャームポイントは中翼ゆえに二段伸縮式となった長い主脚。
アオシマはなんと脚柱と脚カバーを一体成形して我々寄り目モデラーの度肝を抜いてくれた。ただし付けてみるとさほど違和感なく収まった。これでイイのだ。
ところが脚収納庫が随分と浅い。
これは最初から気付いていたことだが…
これじゃ自転車のタイヤすら収まらない。
紫電は水上戦闘機からの改造なので実機もこのあたりの納め方に相当苦心した様だ。小さい方のタイヤカバーなどはどのように引き込まれるのだろうか?
脚収納庫は当然深い。しかしこれを修正するとなるとかなりの大手術となる。なのであっさりスルーした。火中のドングリはワシャ拾わんのよ。
目立たぬ様に思い切り黒を混ぜた銀を塗っておいた…ひでぇなあ。主翼下面は飛行機模型における最下層カーストで、それより一段奥まった脚収納庫なんぞは牛馬犬猫あつかいか。いまだ階級制度がはびこる暗黒時代のsig工房なのである。早よ文明開花せなアカンで。
お次は紫電の第二のチャームポイント、主翼の豪快なガンポッド。
Bf109Gの様に対爆撃機用に武装強化したのとは少し違って、最初は片翼内に20mm2門を収めるつもりが入りきらず、しょうがねえなあ、下にブラさげっちまおう、となった模様。ポッドの幅が太いのはドラム弾倉だから、と思っていたがドラム自体は主翼内に収められている様だ。ナゼ デブイ?…(例の紡錘形理論だろうか?)
一方、胴体の7.7mm機銃は撤去されている。ただし機銃孔は開いたまんま…ナゼ フサガナイ?…どうも川西の設計陣は空気抵抗には大らかだったようだ。
キットの機銃は切り飛ばして真鍮パイプで自作。
精密感を求めているというよりも銃口を開けたいのだ。機関銃なのだから「こっからブゥワ〜弾出ますんや〜」という迫力は大事だろうやはり。キットのパーツに穴を開けてもいいのだが、センター出せず十中八九失敗するヘボなブログ主である。
零戦52型の時と同じ様に真鍮パイプをリューターに咥えこんで回し、穴にニードルをグリグリ突っ込んで先端を広げる。これまた裂けたり歪んだりするのでとりあえずたくさん作る。その中からキレイに出来たものを選ぶことになるヘボピーだ。
0.6mmパイプで作って付けてみたらなんとなく迫力に欠ける。零戦の時はそう思わなかったが紫電の太っちょボディに対比してそう感じるのかも。マツコ・デラックスの咥えタバコが爪楊枝に見える様なものだ…いや見たことないですけど…
そこでワンサイズ上の0.8mm真鍮パイプで作り直す。
出来の良いのをピックアップした選抜チーム。8本も?…ムフフ。
太くなって迫力十分!0.8φだと72倍で外径56mm…う〜む少々オーバースケールな気もするが…99式2号銃の外径なんて知らんがナ…