レベル社の1/72フィアットCR42ファルコを完成させていたって意気軒昂な「一畳半工房の主(あるじ)」であります。その余勢をかってイタリア機を量産することと相成ったのでその顛末を綴りましょう。
前回2回にもある通り「R計画」の経緯を色々調べているうちに改めてマッキMC200"サエッタ"の成り立ちに興味が湧いてきたのがまず最初のきっかけ。
ついでにマッキMC202フォルゴーレも並行し比較しながら作れば空冷から液冷に換装した設計などもよく分かって面白かろう。せっかくたくさん集めたイタリア機用カラーもあることだし、展示会のテーマにも則しているではないか。おおそれが良いそれが良い。
1/72でファルコと並べるのも一興、しかしさすがにもうレベルのファイターシリーズに手を出す気力はソレガシござりませぬ。イタレリから1/48のキットが出ているのでそちらの方が労力は少なかろうと。これ尼尊、ひとつ持って参れ。ポチッ。
タミヤが販売しているから安価で入手しやすい。エッチングパーツもあってディテールに凝ったキットだが精度や組み立て易さにはやや不安が残る。
マッキMC202フォルゴーレの方はかっちりしたハセガワスタンダード。10年以上前に同系のMC205の方を作ったから勝手は分かっている。
どちらも最新キットではないが、レベルのファイターシリーズに比べれば組みやすさは天(国)と地(獄)ほど違う。
さてそんなキットでも1/48で二機並行という、生産能力に対してやや無謀な計画はまさにイタリア空軍ばりだ。プラモデルというのは意外と乾燥の待ち時間などが多いし、同じカラーを使う二機なら一機づつ製作するより効率が良かったりする。
むろん「二兎を追う者はアブハチ取らず」との喩え通り、どっちもコケてしまう危険性はある。まあ既にファルコが完成済みでテーマについてはノルマはクリアしている「気楽に行こうぜ、イタ公のイ〜タ郎〜♩」といつもながらに軽薄かつ楽観的に滑り出した。はてさて一体どうなるか、乞うご期待。