随分と間隔が空いてしまった。
以前、バイクのストップランプがどうしたこうしたという記事をアップした数日後、
当地を割と強めの地震が襲った。そのあと豪雨、逆走台風、記録的猛威をふるった台風21号などが立て続けにやってきて、地震で痛めつけられたこの地をさらに蹂躙していった。
まったく、自然の猛威というものには為す術もないと心底思い知ることになる。
避難袋を前にランタンの灯りのもとでの夕食など、一年の内に何度も経験するとは思わないではないか。幸い個人的にはさほど大きな被害はなく、 近隣自治体やライフライン企業の支援のお陰で日常生活は比較的短期間で元に戻った。感謝の念に堪えない。
これも個人的な話だが、たまたま自分のナリワイは建築関係なのである。
大小さまざまな復旧工事が一気に集中し、この数ヶ月はテンテコマイ。
この地域で数万軒の地震による被災、その上、豪雨、記録的台風2連発である。
ほどなく、業者職工は払底し、建材なども品切れが相次いだ。
完全復旧までメドがたたない。
その間も電話が鳴り続け平身低頭の毎日だ。
「早くしろ」「安くしろ」「オマエラ儲かってしゃあないやろ」
要約すれば皆そういいたいらしい。
「自らが最優先でないと気が済まない」
「思い通りにいかないと気に入らない」
そんな人たちへの対応にはもうすっかり疲弊した。
この間にあったことは、とても書ききれない。
ここに書いても詮無いことでもある。
いつか、忘れるだろう。
心配して、気を遣っていただいた友人知人たちからの励ましがなによりも心に沁みた。
それは、忘れない。
そして、災害は忘れたころにやってくる、ということも。
バイクは無事でした