お歳暮に、高級品の焼き海苔などを戴くことがある。
それを食べている間は特段何とも思わないが、問題は食べ切ったあとだ。
普段愛用のニ○ニ○ノリなんかに戻すと、途端に不味くなった様に感じる。
この現象は「舌」だけでは無く、「耳」にも当てはまると今回思い知ったのである。。。
先日、床の間ミニオーディオのアンプを買い替えた。
接続して試しにCD何枚かを聴いてみて「ふむ、値段の割にはいい音だなあ」
程度にしか思わなかった。
その後、いつもの様に、事務所でBGMをONにするといつもの卓上スピーカーから
いつもと違った酷く悪い音が流れ出して驚いた。いや本当だ。
思わずiPodの接続を確かめた程だ。
思わずiPodの接続を確かめた程だ。
新しいアンプがいかに良い音だったかを間接的に思い知ったわけである。
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ときどき、ボリュームスイッチと電源オフスイッチが反応しなくなる。
コンセントを抜かなければ音を下げられない。
それはちょっと21世紀らしくない。日常生活上、もやや支障をきたす。
それはちょっと21世紀らしくない。日常生活上、もやや支障をきたす。
まさか親元の身売りを嘆いてのこととは思えぬが、そろそろお役ご免。
しかし今さら正統的アンプなど買う気になれない。
そこで最近話題の中華デジタルアンプを試すことにした。
音はフルサイズのアナログ10万円クラスに匹敵するという。
しかし「ヒューズがない」「漏電する」「燃える」
などという中華電気製品特有のアブなさに怖れをなして手を出せずにいた。
ここは試してみるのも悪くなかろう。「これ尼尊よ、ちと持ってまいれ」
なぞと踏ん反り返ってたら発売するやいなや、売り切れた、と言う。
「な、なにとぞ、手前どもにもお分け下せえやし」
と平身低頭し再販を待って何とか最後の在庫を入手したのがことの顛末。
やってきたデジタルアンプを箱から出してみて今度は目を疑った。
小さい。
ノートパソコンの外付けハードディスクくらいの大きさだ。
フロントパネルは分厚く、ヘアラインのブラックで見た目は結構質感が高い。
しかしボリュームノブを回すとセンター軸がズレているのがハッキリ分かる。
これは販売元のサイトに記されていた通り「仕様」だそうである。
組み立てた人はあまり細かい事は気にしない土地柄に住むのだろう。(眩しいLED共々革を巻いて誤魔化してある)
ACアダプタは別売り。これには推奨品がある。
シロートがそこらへんのを組合せると電気物理的にマズいことになるらしい。
なのでACアダプタも同時に注文したが、新品は取扱いがなくナゼカ中古のみとなる。
最初から推奨品の新品を組み合わせて高値で売ればいい様に思うのだが、
この辺は安全法対策かと邪推してみる。
ACアダプタは別売り。これには推奨品がある。
シロートがそこらへんのを組合せると電気物理的にマズいことになるらしい。
なのでACアダプタも同時に注文したが、新品は取扱いがなくナゼカ中古のみとなる。
最初から推奨品の新品を組み合わせて高値で売ればいい様に思うのだが、
この辺は安全法対策かと邪推してみる。
とりあえず結線して音を出した。
何ともクリアで淡麗な音だ。
比較対象がSHARPの1bitだからというのもあるだろう。同じ路線の音だ。
少なくとも20年前の自分のどデカいコンポのアンプは軽く凌ぐ。
樋口一葉半の価格とコンパクトさを考えればそれでも「もの凄いこと」ではある。
音量を上げていって「うるさいな」と感じるポイントではSHARP 1bitよりもかなり
デカイ音が鳴っている。音に歪みが少ないということだ。
クリアさのレベルはSHARPの1bitを確実に一回り上まわっている。
曲によってはちょっと切れ味が良過ぎるような気もする。
大音量のロックはキンキンするし、フルオーケストラはおもちゃの楽隊の域だ。
これはスピーカーが豆すぎて低音がきちんと出ないこともあるから仕方ない。
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さて
このアンプには希代の名作ICチップ、TA2020が使われていると書いた。
そのチップのメーカーは韓国で既に倒産しているという。
つまり、現在新品は供給されないはずだ。
つまり、現在新品は供給されないはずだ。
流通在庫やデッドストックをかき集めているのだろうか。
まさか中古製品バラしてムシリとってるなんて、、、いや、どうだかわからんな。