sig de sig

万年青二才の趣味三昧、走る、作る、観る、聴く、憩う。

身だしなみ

ビジネスマンのルールを説いてくれる人がいる。
当方の身だしなみ、靴、鞄から持ち物に至るまでなかなか手厳しい。
 
 

 

自分といえば、タートルネックにオクスフォードシャツにチノパン。
足元はラバーソウルの革靴。
これにテーラードジャケット、あるいはナイロン系のジャンパーなどを羽織る。
いずれも無地で白黒濃紺などのシンプルなもの。ネクタイはまず滅多としない。
高価なものやブランドは持たない。

この格好で現場から客先まで特に違和感はない。
サラリーマン時代は店員さんでジーパンにエプロン姿で仕事をしていたくらいだから、
世間的なルールや作法はよく知らないのだ。
 
全てはただ自らの好みで選んでいる。いたずらに流行を追いかけることもない。

時にヘンテコな格好になっている可能性はある。
冒頭の氏の指摘は、だから貴重なご意見として拝聴する様にしている。
実際、勉強になることも少なくない。
 
ただし、
「〇〇歳ならこれ位の靴は履いておかないと恥ずかしいからね、俺なんか◯◯◯だよ」
的な自慢話、「へえ、はあ」と聞き流すことにしている。
するとまあ、半分くらいは右から左なのだが。

ビジネスマンにはビジネスマンのルールはあるだろう。
それなら自営には自営のルールがあっていいはずだ。
 
勤め人と違って企業や会社の「金看板」は背負っていない。
縛られることもないが、頼ることもできない。

吹けば飛ぶような零細個人経営の自分である。
ウリなど何もない。
あるとすれば自分の人間性くらいなものである。

それが現れている身だしなみであれば不足はないと思っている。
変に背伸びをして高価なものを身につけても、
自らの虚飾や浪費癖を天下に知らしめるだけである。