sig de sig

万年青二才の趣味三昧、走る、作る、観る、聴く、憩う。

バイクウォッチ その5  「Submarine」

カーキ サブ クォーツ
 
なんだやっぱりハミルトンか、このブランド小僧、と言われそうだが、
”ダイバース・ウォッチ”で検索して上の要件に当てはまったものが
結果的にこれだったのである。
ことの顛末はこうである。。。

 改めて探してみると、

その手のダイバース・ウォッチというのはどれも似たか寄ったか、
ゴリゴリマッチョのゴッテゴテ、ばかりである。
海の男の日焼けした太い腕をイメージしてるのだろう。
ちょっと趣味ではない。

あんなゴツいのは革ジャンの袖が止められない。
自分が良いな、と目が止まるコンパクトでシンプルなのは、ほぼ「なんちゃってダイバース」生活防水、あるいは10気圧防水止りで、それでは買い換える意味がない。
堅牢なのは最低でも200m防水から、というアドバイスだったのだ。

堂々巡りに陥った。

今一度、整理するために自分の求めるバイクウォッチの要件をあげてみた。

アナログ
・堅牢で振動に強い(ダイバース規格or200M防水)
・文字盤がシンプルなミリタリー系
・袖口の収まりの良いサイズ
・革または樹脂ベルト(もしくは交換可)
・手頃な価格

さてはて、そんな注文通りのものがあるだろうか。。。

それが、あったのだ。それが冒頭の

ハミルトンカーキサブ クォーツ、但し旧型。

さすがに真正の「DIVERS規格」でこそないがクォーツで660ft(200m)防水
ねじ込みリュウズ、対磁プレートを備える、、、のでそこそこの堅牢性は有すると踏んだ。

ダイバースでありながらミリタリーなフェイス。
不当にデカくもブ厚くもないサイズ。
クドいまでに男っぽさと押し出しの強さをアピールするマッチョなダイバースが多い中、
こいつはクレバーさで存在感を際立たせている。

新品はもうないからオークションで網を張っておいて最も程度の良いものを落札した。
艶消しのソリッドなメタルバンド(新品だった)がパーカライジング仕上げのコルトガバ
メントみたいで凄みがある。(マニアックな例えは、、以下略)
 
ムーブはクォーツだが、むしろクールでアグレッシブなイメージには合っている。
"アグレッシブ"という点で、モンスターに通ずるところもある様に思う。
名前通り潜水艦の計器を思わせる佇まいにはカーキフィールドのクラシック感は薄い。
 
とは言っても”カーキ”を名乗る以上、一族同様のオールド ミリタリー ウォッチそのもののフェイスを持つ。ストレートな針とシンプルなアラビア数字、わずかにグレーがかった文字盤の繊細なバランス。

歴代の我がバイクウォッチを継承するにふさわしい面構えである。
 
オリジナルはメタルバンドだが、これは当然NATOに付け替えた。
これで雨でも槍でもドカの振動でもドンと来い、である(オオゲサ)



NATOベルトを付けるとハードな感覚が増す

革ベルトだとややラギッドに表情を変える