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万年青二才の趣味三昧、走る、作る、観る、聴く、憩う。

バイクウォッチ その1 「旅の相棒」

「バイクウォッチ」といってもバイクを見るのではない。
痩せっぽちの単車乗りが腕に巻く時計の話である。
何十万もする高級時計はまるで登場しないからそのおつもりで。。。
 

 

もとより、
装飾品やステイタスシンボルとして時計を見るスノッブな世界とは無縁だ。
かといって、
単なる道具として使い捨てる自分でもない。

バイクでの旅に「時を報らせてくれる小っちゃな相棒」という感じで見ている。
例えていえば、光速エスパー「小鳥のチカ」みたいなものである。
(例えの方がわかりにくい,のは当ブログの特徴です)

とはいえ、 実はバイクと腕時計は相性が悪い

言うまでもなくバイクに乗る両手はハンドルを握っている。
雨風はあたる、のべつ振動を食らう。
エンジン周りの狭い所に手を突っ込んで傷がつく。
コーヒーはこぼすしテリヤキバーガーのタレも落ちる。

単車乗りの腕時計はロクな目に合わないのだ。

安全性の問題もあって、これは笑い事じゃあなくなる。
転倒して腕時計の金属ベルトが手首にザックリ食い込んだライダーを知っている。
左手の腱がズタズタになったらしい。

なのでバイクに乗る時は腕時計はしない人も多く、それはそれで達見だと思う。
休憩時には携帯電話やスマホがあれば時間はわかるし、
イマドキ、バイクには時計がついている。
モンスターもメーター横のボタンを押せばデジタル時計表示が出る。

ところが当方、至って数字に弱い。
ツーリングの最中に60進法の引き算などはいまだに大の苦手だ。
懇切に教えてくれた小二の時の吉田先生(とても綺麗な人だった)に合わす顔がない。
なので安手のアナログ時計をハンドルにくくりつけてるのだが、
こいつがちょくちょく止まってしまうのであまりアテにできないときている。

それで、やっぱり時計を腕にまいては、バイクに乗る。
キャプテン・アメリカには、まだまだなれないでいる。

そんな最初のバイクウォッチはTIMEXのキャンパーだった。

プラスティックの風防とケース、ナイロンベルト、手巻き。
安くて軽くて気兼ねなく使える。
背伸びしない「道具的」な雰囲気が当時乗っていた単気筒のSR500によく似合った。

ブラックの文字盤に白の針とアラビア数字はシンプルでとても見やすい。
汗を吸ったオリーブグリーンのナイロンベルトが一番似合う。
以降30年間、バイクウォッチにはもっぱらこのデザインを好んで選んできた。
オールドスタイルのミリタリーウォッチは自分の原点とも言える。

ところがコイツ、水に弱い
少しでも雨に濡れると簡単に風防内部が結露する。
それはちょっと、バイクじゃ困るので。。。。