sig de sig

万年青二才の趣味三昧、走る、作る、観る、聴く、憩う。

友の誕生日

「一年前の今日、
僕の身体から胃や腸といった僕の一部分が離れていき、
僕は生まれ変わりました。
だから今日は僕の新しい誕生日です」
 
 

 そんな内容のメールが親友のKから来たのはもう随分前のことだ。

その「今日」というのが偶然に、自分の誕生日と一緒だった。
 
そのあと、残念ながらKはその「新しい誕生日」をあまりたくさん数えることは出来なかった。
 
自分は自分の誕生日がくるたびに自然とあいつの事を思いだす。
自分が代わりに数えてるようなものかもしれない。
 
歳を重ねるにつれ、段々と利己的になってしまう自分たちがいる。
それを省みると、Kはなにより「友達を大切にする男」だったと気付く。
 
だから今日は
 
自分にとって、自分の誕生日であると共に、
 
「友達を大切にする男の日」
 
でもある。
 
つまり
「友達を大切にしない人」
は自分にとっては「友」と呼ぶに値しない。

 

という意味でもある。