sig de sig

万年青二才の趣味三昧、走る、作る、観る、聴く、憩う。

微調整

この春。

 

それまではローシートが付いていたモンスターのシートを

ショップの奨めに従って標準シートに替えた。

データではたった数センチの差にすぎないシート高だが、フィーリングの違いは極めて大きかったのである。。。

 

f:id:sigdesig:20180321112602j:plain

 

まず乗り心地が良くなった。シートの厚みが増しているから当然だ。

次に 山道のコーナーがとても走りやすくなった。

シートが上がると結果的に前傾姿勢になりフロントタイアへの荷重がかかる。

また、より高い位置から腰を落とすことになるから、そのぶん体重移動がききやすくなる。

少し骨盤を傾けただけでシャープに曲がってくれるのだ。

 

アップハンドルにしていたからこれも標準に戻せばさらに前傾姿勢は強まるだろう。

おそらくさらに俊敏なコーナリングマシンになる。

というか、それがこのモンスターのスタンダードポジションなのだ。

 

 

f:id:sigdesig:20180321112653j:plain

ローシート

 

f:id:sigdesig:20180321112720j:plain

こちらが標準シート

 

 ただし、いいことばかりではない。

 

自分の様な腰痛持ちにとってはこの前傾姿勢を維持するのはつらい。

なので町中や高速などではどうしても手で支えてしまう。

その為ひどく肩が凝る様になった。

一時期ナリをひそめていた首の古傷がまたぞろうずきだしてくる。

 

一時間も乗ったらもう腰だの首だのとカラダ中が悲鳴を上げる。

200km以上走ったら次の日は寝込む。

 いくらコーナリングが楽しかろうとこれでは仕方ない。

 前期型98モデルではアップハンドル+標準シートで問題なかった。

後期型ではフレームが変わってシート高も上げたのだろう。

 

 まず標準シートでリアのイニシャルをかけ、車高を落としてみた。

 

ハンドルとシートの位置関係は不変だから車体と人間の前傾は同じままだ。

地面と人間の前傾角度は緩まるはずなので、頭を起こす角度が減り頚への負担が減る、

そう考えたのだが、、、、

 

このまま標準シートでいくか、ローシートに戻すかは考えあぐねている。

それはつまりコーナリングを重視するか、自分の身体を大事にするか、ということでもあるのだ。