sig de sig

万年青二才の趣味三昧、走る、作る、観る、聴く、憩う。

三連休

7月14,15,16日 土曜、日曜そして海の日。

カレンダーでこの三連休を発見した時には、梅雨の晴れ間が見えたなら、
バイクに荷物を積みこんで木曽路でも走ろうか、と皮算用したりもした。

そして絵に描いた様な夏の雲の連休・・・

であったが・・・三連休の初日は仕事になった。
残りの二日間は、両家の老父母のお世話と長男の部活の応援にほとんどを費やした。

年を経ると色んなことが自由に出来なくなる。
身内のサポートは必要不可欠だ。

親バカと言われようともマイホームパパ(古いか)と罵られようと

「自分の子供が真剣に何かに打ち込んでる姿」

を目の当たりに出来ることに勝る喜びはない。


しかし、それでも少しは自由に自分の時間を楽しみたい。
なので、
苦し紛れに二日間のほんの一時間づつをかすめ取る様にしてバイクに乗った。

むろん、

遠くには行けない。
速くも走れない。

観光地やグルメやお洒落なカフェなどなどの衆目を惹き付けるなにもない。


そんな忙しい日々でもとにもかくにもバイクには乗れたわけだ。
たった一時間でも乗っている間はとても楽しい。

カヌーやキャンプも好きだが、こうはいかない。
準備と後片付けが大変だ。

バイクというものに乗れてほんとうに幸せだった。
自分はとても幸せもんだ。

一家の稼ぎ手だから父親だから息子だから・・・
「自由」はそんなに簡単には手に入らない。

そんなに簡単に手に入らない「自由」だからこそ、
存分に手に入るときには存分に「満喫」できるのだ。

距離のみを伸ばすことにはあまり興味がない。
速度にしても同様だ。
ソロツーリングではまともな食事をとらないことも多い。
ただ「自由」であることにはこだわる。

日帰りなら200kmほどを自分のペースで
右に左に軽快に流すことが出来て
景色のいい所でホットドックでも齧って
気が向いたらバイクの写真を撮って
おお〜カッコええなあ、と思えれば

それでもう

存分に幸せを感じれてしまう。