バイクで走っていてコーナーが眼前に迫る、その一瞬、
自問自答する。
「このコーナーを時速何kmで走ろうか?」
「オマエは何kmまで出せるのか?」
ほんの何分の1秒か。
いや悩んでるヒマなんてないのだが・・・
直線と違ってカーブではスピードを際限なく上げるわけにはいかない。
「遠心力」というものがある。
速度を上げれば上げる程バイクは外側にふくらんでいく。
当然だ。それが、
物理の法則だ。
すこしでも限界を越えればバイクは吹っ飛んで行くだろう。
あやうく命をつなぎ止めてくれてるのがタイヤとマシン。
当然だ。それが、
物理の法則だ。
すこしでも限界を越えればバイクは吹っ飛んで行くだろう。
あやうく命をつなぎ止めてくれてるのがタイヤとマシン。
特定の曲率を持つコーナーにはタイヤとバイクによって
それぞれの「物理的限界速度」があるはずだ。
2輪はライダーのテクニックの占める割合が大きい。
乗り手によって物理的限界の何%の速度を出せるかが決まる。
ブレーキング、ギア選択、体重移動、バンク角、脱出加速。
物理的に正しい操作を正しいタイミングでこなすことを要求される。
度胸一発「エイヤー」で飛び込んでコーナーをクリアしたとしても
それはたまたまバイクやタイヤの性能に助けられていただけの事だ。
お釈迦さんの掌の内で得意になってるおサルさんと変わらない。
いずれにせよ我々ライダーは物理の限界を超えられない。
ついでに、死ぬつもりは今の所まだない。
だから多分コーナー手前での自問自答は毎回続く。
「オレはこのコーナーを物理的に
何km/hで走れるのか?」
何km/hで走れるのか?」
デキが悪くて学生時代のテストは赤点ばっかりだったことは
物理の神谷先生はこの際不問に付してくれるだろう。
物理の神谷先生はこの際不問に付してくれるだろう。