モンスターで往く![バイク]
「お手軽バイクの方が気楽だぜえ」 などという声がチラホラ聞こえてくる、ここ数年となった。 「オマエも無理して間尺にあわないドカなんか乗ってないでサ」 などと大きなお世話をやく。 人それぞれである。 カブでもSRでもオフロードでも好きなものに乗れば…
モンスターの車検も4回目を迎えた。 気がつくとこの800は9年目だ。 モンスターと名のつくバイクをもう15年も相棒としている。 自分のバイク歴は通算25年足らず、 その6割をドカティと過ごしてきたことになる。。。
バイクでいつもの山道を行くと先週の台風で通行止めになっている。 仕方がないので左に折れてみた。 しばらく行くとつづら折の1車線の峠道。 崖下の渓流は水かさが多く白い波が立つ。 雨が降ったのはもういく日も前なのに、山の保水量は大したものだな、 と…
街道には「コーヒー」と書いたのぼり、 一、二本が風にはためいているきりである。 その店は一本奥に入ったところをさらに左に折れたところにあった。 どうりで今ままで見つけ出せず、通り過ぎてきた訳だと合点がいく。 道沿いだろうと勝手に思い込んでいた…
写真でも撮ろうかと久々に腰にミラーレス一眼を下げてバイクで出掛けたものの、 小春日和との天気予報は見事に外れてどんより曇り空。 安易に国道沿いを縫っていたからでもあるが、 そうそう都合良く、フォトジェニックな景色に巡り逢えたりはしないものであ…
いささか「嫌なこと」が続いた。 そんな昼前である。頬杖をついて外を眺めていると、なんだか天気も良いようだ。気晴らしにバイクで出掛けるか。 仕事? なくはないが、是が非でも今日やらなければならんことも、ない。 自らの精神の安定こそが自らのパフォ…
この地でも有数の大きな川の堤防道路、 ゴミ焼却場の手前あたりを通ると綺麗なRを描いた90度のカーブがある。 ここをバイクで通るたび、自分はなんというアカンタレなんだと知らされる。。。
自分の周りでも結構ドカティ・モンスターに乗る人がいた。 それが最近ではみんな、それぞれハーレーやレプリカ、リッターマシンなどに乗り換えて行ったらしい。 寂しい気もするが、人それぞれにバイクの楽しみ方があろう。
モンスターの車検も3回目を迎えた。 気がつくとこの800は7年目だ。 モンスターと名のつくバイクをもう13年も相棒としている。 自分のバイク歴は通算25年足らず。 その半分以上をドカティと過ごしてきたことになる。
自分は意気地なしだ。 怖がりで小心者だ。 そんな人種がバイクに乗っているのは自分でも不思議な気がする。。。
本屋に行ってボンヤリ立ち読みをしてる。ヤマハ SRのムックが出ている。サブテーマに目がいった。「一生に一度は乗りたいSR」なるほど、そうきたか。。。
「休みの日にバイクに乗れないとストレス発散できないんですわ〜」という人がいた。 気持ちはわかる。とても良くわかる。 こういう時は、本当にストレスが雲散霧消しますねえ
いつもの山道をのんびり二人で下っていた。 前を行くのはでかいニンジャ。 ミラーにバイクのライトが二つ映ったな、と思ったら、あれよあれよで車間がつまる。 信号待ちでその二台は左手を上げ会釈しながら我々の前に出た。 男女はどちらも白いスズキのバイ…
図書館の雑誌コーナーで、"A"出版社のバイク誌を見つけた。 中を見て「おおっ」と思わず声をあげそうになった。 「公道でバンクの深さやコーナリングスピードを競うことに何の意味もない」 と大書されていたからだ。。。
次の日も御嶽は頭を雲間に隠していた。オーナーと奥さんに「じゃあまた」と言って、開田を離れる。iPhoneでも結構いい絵は撮れると、しとしと雨が降り出す。ま、そんなことだろうと思ってたよ。今回は。これでも単車乗りだからいまさら多少の雨では動じない…
さて、まだ陽は高い。下調べして来た御嶽湖から登山口を目指す道を走ってみる。開田の伸びやかな高原風景とは少し違った趣きの道が続く。こちらは木曽谷と同じ雰囲気の狭い山間路だ。道端には墓地みたいなのがいくつかある。下手の横好きながらもこれで二十…
一夜明けた。ダメ男にもダメツーリングにも朝は来る。窓の外、天候はまずまず。単車乗りにとって好天はなによりの幸運。と朝食バイキングの隣席の納豆のニオイを振り切る様に車山を抜ける。ビーナスラインを天高くとばかりに駆け上がる。いつもの展望台でこ…
暮れなずむ蓼科の山道に街灯などありはしない。対向車も前走車も滅多といないから前後左右は真の闇。バイクのライトだけが頼りである。おまけに濃い霧が出てきた。「♪夜霧よ今夜も、ありがとおおう〜♪」なんて唄ってる場合ではない。「夜霧の峠道」なんざ単…
「露天風呂」これも下調べしておいた。小さく古く信玄の隠し湯っぽいところだ。どうだ秘湯旅しているだろう。雰囲気のある写真もたくさん撮るつもりだぞ。たくさん「いいね」をつけて欲しいもんだ。蓼科の山あいをのぼり下る、モンスターと私。さて「露天風…
これでもう五回目となった。信州ツーリング。いつもの単車乗りの一人旅。行く先は毎年同じでビーナスラインと御嶽の麓のロッジ。毎年毎年なぜ馬鹿みたいに同じところへ行くのだ、と言われるが、ゆかりの地への「巡礼」または「心の里帰り」だ。一般的な旅行…
人生最後の食事に何を望むか?と問われた。一流店のフランス料理?カニ鍋?ステーキ?容易に想像出来ないのでピンと来ない。そんな状況では何食っても味がしないような気もする。案外何でもない握り飯が食いたいかもしれない。自分は単車に乗る。いつ事故で…
前週は雨で流れたのでとにもかくにも墓参には行くつもりであった。例によって気が乗らない。身体がドンヨリ重いし、まだフラつく気がする。たぶん寒いだろうし、ほぼひと月掛けてないエンジンも気になる。などとウジウジしている所にメールが鳴った。友人だ…
朝早くに起床。天気はまずまず。 狭いベッドから抜け出し、起き抜けの重い頭に熱い湯を、とシャワーをひねったら 出る湯は春先の小雨ほど。裸で震えながらユニットバスを飛び出る。 階下に降りてバイキングの朝食。 トレーにへばりつくように残った生気のな…
三日目の朝、目覚めてまず部屋の障子をからり、と車山の木々と今日もまばゆい日差し。 「好天は最大の幸運なり」野武士ライダーから貰った言葉をゆっくり咀嚼する。 天に向かって一礼。「いつもありがとよ」。。。。
朝早くに起床。天気はまずまず。狭いベッドから抜け出し、起き抜けの重い頭に熱い湯を、とシャワーをひねったら出る湯は春先の小雨ほど。裸で震えながらユニットバスを飛び出る。階下に降りてバイキングの朝食。トレーにへばりつくように残った生気のない食…
三日目の朝、目覚めてまず部屋の障子をからり、と車山の木々と今日もまばゆい日差し。「好天は最大の僥倖なり」野武士ライダーから貰った言葉をゆっくり咀嚼する。天に向かって一礼。「いつもありがとよ」。。。。ゆったりゆくも道は道信州の標高1300mの朝、…
翌朝・・・窓を開け放つと暖かな陽光が部屋に飛び込んで来た。。。階下におりてうまい朝食と林檎ジュースでお腹一杯。味の表現が「うまい」一点張りで拙くてもどかしいが、言い表すなら「舌の味覚芽の一本一本に染み渡り、その感覚を揺り起こしてくれる」こ…
翌朝・・・ 窓を開け放つと暖かな陽光が部屋に飛び込んで来た。。。
「木曽まで下道で」 「高速道路はいくら景色が良くても いまひとつ別世界を眺めている様な疎外感がある。 下道は今走るこの道が目指すあの山々に直接繋がっている。 そこが決定的に違う」 そうツーリング記に書いたのは昨年の事だった。 「アイツ(SR500)で東…
「木曽まで下道で」 「高速道路はいくら景色が良くてもいまひとつ別世界を眺めている様な疎外感がある。(下道は)今走るこの道が目指すあの山々に直接繋がっている。そこが決定的に違う」そうツーリング記に書いたのは昨年の事だった。「アイツ(SR500)で東海…